フィンランド、どこで何をしよう? vol.3

フィンランドの2大スーパーに行ってみた

フィンランドの2大スーパーに行ってみた

旅先のスーパーマーケットやコンビニをめぐって、その土地の日常を想像するのも旅の楽しみのひとつ。

食材やお惣菜、日用品などを見ているだけでも楽しいし、日本との共通点や違いを探すのも楽しい。さらに、お手頃なお土産を見つけることもできます。

フィンランドで立ち寄った、2つの大手スーパーマーケットを紹介します。

広くて洗練された空間、K-Supermarket

Kグループは、ヘルシンキで一番店舗数のあるスーパーで、お店の規模により「K-Market」「K-Supermarket」「K-Citymarket」と名前が異なります。ちなみに、一番大きい「K-Citymarket」では一部の商品の免税が可能。ARABIA(アラビア)やIittala(イッタラ)も販売されています。

タンペレで立ち寄った中規模店舗のK-Supermarket。プライベートブランドのPirkkaは、高品質ながら値段もお手頃で人気が高いそうです。

見つけた時からワクワクが止まらない、ジュースマシン。空のペットボトルをセットしてスイッチを入れると、あっという間に、搾りたてのザクロやオレンジのジュースが完成。ちなみに、この時セットするボトルもリサイクル対象。

アイスラテ! 日本では毎日アイスコーヒーを飲む、アイスコーヒーラバーの私。フィンランドではホットコーヒーが基本なので、冷たいコーヒーを見つけて、親友と再会した気持ちになりました。

豊富な種類のシナモンロール。価格も2ユーロほどなので、小腹が空いた時の強い味方です。

親近感たっぷり、S-Market

そして、リーズナブルなスーパーとして知られるSグループ。Kグループと同様に「Alepa(アレパ)」、「S-market」「Prisma(プリスマ)」と規模によってそれぞれ展開されています。

タンペレの駅の側にあるS-market。24時間営業です。

美味しそうなドーナツに調理パン。そして、タンペレ名物のブラックソーセージ 「ムスタマッカラ」を発見。豚のミンチのほか、豚の血液やライ麦も混ぜて詰められているそう。韓国のスンデのような感じでしょうか。リンゴンベリー(コケモモ)のジャムを添えて食べるそうなのですが、全く味の想像がつきません。次回は挑戦してみたい一品です。

こちらも名物のカレリアパイ。ライ麦粉の生地にミルク粥を包んで焼き上げたもので、朝食の定番だそう。ホテルの朝食でもいただきました。

圧巻の乳製品。牛乳はもちろん、麦、豆乳、アーモンドミルクなど選択肢も豊富です。こちらは常温保存が可能なミルクで、チルドケースに並べられたミルクも壁一面にドーンとありました。チーズやヨーグルトの種類もたくさんあって、迷ってしまいます。

おみやげにぴったりなムーミンのドライフルーツ。安くて軽くて、フィンランドっぽい! 最強のおみやげです。同じくおみやげの定番のコーヒーや紅茶に添えて渡しても喜ばれそうです。フィンランド語が読めなくても、ムーミンが描いてあるだけで妙な安心感が芽生えてくるから不思議。

こちらはキシリトールの棚。違いがわからないけれど、わからないから「どんな味だった!?」と会話も弾みそう。

買い物で見つけた環境への配慮

どのスーパーでも、ところどころに環境への配慮を感じました。たとえば、お店にはボトルや缶を回収するリサイクル用のマシンが設置されています。

ペットボトルや缶のほか、電池や電球などの回収マシンも。

売り場には、木製のカトラリーや、ペーパーカップがずらり。プラスティック製品が少なく、環境への配慮を感じます。

スーパーで購入したスタバのラテは紙製のストローでした。

スーパーを楽しむために覚えておきたいこと

1.営業時間

フィンランドのスーパーでは、「平日」、「土曜」、「日曜」と日によって営業時間が異なることがあります。

また、独立記念日、夏至、クリスマスなどの祝日には営業時間が変更になったり、お店が休みになったりすることもあるそう。近くに気になるスーパーを見つけたら、店頭の張り紙かお店のウェブサイトで営業時間をチェックしましょう。(私は、夏至の時期にGoogleマップを信じて早朝に行ったところ閉まっていました)

2.基本的に買うことが前提

お店によっては、入り口に一方通行のゲートが設置されていて、出口はレジを通ったところにあるのだそうです。今回私が立ち寄ったスーパーにはこのようなゲートはありませんでしたが、何も買わないで通るのはちょっと気まずいかも。

3.レジ袋は有料

レジ袋は有料で、一般的なビニール袋は1枚0.2ユーロほど。ビニール製、紙製、バイオ製など素材が選べるそうで、いろんなところにいろんな選択肢があるのだなと実感しました。

(取材・文:安次富陽子)

<取材協力>
Visit Finland(フィンランド政府観光局) https://www.visitfinland.com/ja/
ヘルシンキ観光局 https://www.myhelsinki.fi/
タンペレ観光局 https://visittampere.fi/

<読者のみなさまへ>
渡航についての条件等は国内外で日々変化しています。下記に紹介するサイトなどで、信頼できる最新情報を各自でご確認のうえ、旅の計画をお願いいたします。世界中を安全に回れる状況が、1日も早く戻ってきますように。

外務省海外安全ホームページ
https://www.anzen.mofa.go.jp/index.html

厚生労働省:新型コロナウイルス感染症について
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000164708_00001.html

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