毎日頑張っているアラサー世代。仕事は楽しくても、疲れが溜まってくると、「たまには現実逃避したい……」と思うこともありますよね?
とはいえ、土日も急な仕事で呼び出される可能性があったり、遠出をすると逆に疲れたり。そんな時にオススメしたいのが、都心の「ホテル泊」。
これなら平日の仕事終わりにも気軽に行けます。ラグジュアリーな部屋で一泊してゆったり朝食をとってから出勤すると、なんだか優雅な気分で1日のスタートをきれるんです。
今回はウートピ編集部がアラサー女性に、平日も使える都心の「現実逃避ホテル」をヒアリング調査してみました。価格帯も頑張りすぎないプチ贅沢ラインのホテルを厳選。実際に利用した女性たちの声を交えてご紹介します。
汐留の高層階にたたずむアート感のあるホテル
パークホテル東京
このホテルはロビーが25階と高層階にあるので、チェックインするだけでラグジュアリーな気分になれます。アートに力を入れていて、部屋の壁にも絵が描かれていたり、展覧会をやっていたり、至る所にアート感が。
「汐留」という立地だと、「お高そう……」と思われがちですが、プランによっては意外とリーズナブルなんです。例えば、一番空いてる日曜日の夜ならダブルの部屋が1万8519円(税別)から*。25階のカジュアルフレンチレストラン「タテル ヨシノ ビズ」は味もサービスもよくてすごく気に入ってます。
*2017年3月12日時点で。「楽天トラベル」調べ。
一人でも行きますが、部屋をみんなで予約してホテル女子会をすることも。銀座も徒歩圏内なので、ブラブラ買い物をしたあとに、デパ地下でおつまみやお惣菜、お酒を買い込んで、部屋でワイワイやっています。
実は宿泊せずに、バーやラウンジだけ利用することも。バーは25階の「ザ ソサエティ」が雰囲気バツグンで大好きです。
ラウンジは、13時から15時までのアフターヌーンティーセット3800円(税金・サービス料込)が優雅な気持ちを味わえてオススメ。ただし、前日までの予約が必須です。
過去に「トリップアドバイザー」や「ミシュランガイド」でも受賞歴のあるパークホテル東京は、まさにお墨付き。その時の気分によって、いろんな利用の仕方ができる使い勝手のよさが魅力です。
ほのかにパリを感じる、おこもりホテル
アグネス ホテル アンド アパートメンツ 東京
このホテルは、フランス・パリの雰囲気がほのかに漂っていて、私にとっては現実を忘れられる「別邸」なんです。部屋数も56室とアットホームなサイズ感で居心地よし。場所は飯田橋ですが、喧騒から離れていて夕方からふらりと一泊するだけで十分リラックスできます。
徒歩5分ほどで神楽坂なので、ごはんを済ませてから行くことも。老舗の料亭やオシャレなレストランが点在するあの街を歩くだけでも、なんだか豊かな気分になります。
私がよくやるのは、日曜日の午後4時にチェックイン、一晩ホテルの部屋でゆっくり過ごして、翌朝は8時からビュッフェスタイルの朝食を楽しんで、そのまま徒歩20分のところにある会社にお散歩がてら出勤するというパターン。
朝食は、搾りたての100%フレッシュオレンジジュースやオーダーを受けてから焼いてくれる出来立てふわふわオムレツが高ポイント。憂うつな月曜日の朝も、このメニューなら気分が上がり、「今週も頑張ろう!」と思えるんです。
お値段は、スタンダードダブルの部屋で1万2037円(税別)。*このプランならバスルームにジャグジーとシャワールームも完備です。ジャグジーに浸かってひとりでおこもりなんて、最高かも。
*2017年3月12日時点。「じゃらん」調べ。
そうそう、このホテルで忘れちゃいけないのが、「アグネスホテル東京 ル・コワンヴェール 」というケーキ屋さん。「洋菓子店 コアンドル」(2011年公開)という映画のモデル店舗として製菓協力したパティスリーなんです。
ショーケースはまるでキラキラとした宝石箱。ここで、自分へのプチご褒美としてケーキを買ってお部屋で食べるのも楽しみの一つ。どれも美味しいんですが、私は「ルナール」や「アグネス シュー」をリピ買いしてます。ちなみに看板商品はギモーブですね。
オトナの街である「神楽坂」と「パリ」。その両方を体感できる場所でゆとりある時間を過ごせるアグネスホテルは、私にとって特別な空間です。
アグネス ホテル アンド アパートメンツ 東京
古き良き時代にタイムスリップできるホテル
学士会館
結婚式場として有名な神田錦町の学士会館。でも、宿泊できると知らない人は、多いかも。旧帝大出身者の交流の場として1928(昭和3)年に建設された、歴史ある建築物も魅力の一つです。外観もインテリアも重厚で由緒正しい感じがして、訪れるたびに心がホッとします。
今は高級ホテルでもあまり見かけなくなったレッドカーペットの廊下も、トラディショナルな雰囲気を保っている学士会館ならでは。
「本の街」として知られる神保町から徒歩1分という立地も、本好きの私にはたまらないですね。いつも古書街をぶらぶらして購入した本を、お部屋でゆっくり読むんです。ホテルだと誰にも邪魔されずに、集中して読めますし。
オススメプランはセミダブルベッドを完備した、コンフォートシングルプラン(1万2400円*[税別])です。「ここ、ホントに都心?」と驚くほど、モダンで落ちついた雰囲気があり、高い天井と大きな窓で開放感満点の部屋に癒されます。
翌朝はレストラン「THE SEVEN’S HOUSE(セブンズハウス)」で洋食スタイルの朝食を。ちなみに朝食は、和食かコンチネンタルブレックファストを選ぶことができ、洋食の卵料理はオムレツ/スクランブルエッグ/目玉焼きの3種類から選べます。私が必ず注文するのがオムレツ。出来立てのほろほろしたオムレツは、口の中で溶けて疲れた心もほっこり。
学士会館は、ひとたび足を踏み入れると、そこには2017年の東京にあるとは思えないシックな趣が。私にとっては都会を忘れさせてくれる場所です。日本の古き良き時代にタイムスリップさせてくれる特別なホテルです。
*2017年3月12日時点。「楽天トラベル」調べ。
新宿の夜景を高層階から。カジュアルに使えるホテル
小田急ホテルセンチュリーサザンタワー
JR新宿駅の南口から徒歩3分、駅近とは思えない落ち着いた雰囲気が魅力のおこもりホテルです。利用したきっかけは、休日にスパを楽しんだあとに、急に「プチ贅沢がしたい!」という気分になったこと。当日の午後にすぐ予約ができて、アクセスがよくて、リーズナブルで、ショッピングも楽しめて……手軽にストレス発散したい私のニーズを全部満たしてくれたのが、このホテルだったんです。
新宿なので、食事は外で済ませることの方が多いんですが、ホテル内20階の「レストラン トライベックス」を利用することも。私が注文したのは野菜のテリーヌや牛フィレグリル ポルトワインソースでしたが、女性ひとりでもちょうどいい量で、やさしくて繊細な味つけ。グラスワインも美味で、お酒も進みます。窓際や壁側の席があるので、おひとり様なら壁側が落ちつけるかも。
地上100mからのきれいな夜景を一望できるので、デートにもピッタリ。ひとりじゃもったいないくらいです(笑)。
ホテルの客室はすべて22階から35階と高層階に位置しているため、ラグジュアリーな気分が味わえるのも、このホテルの特徴。しかも、宿泊費はゆとりのあるコンフォートシングルで1万4592円*(税別)。仕事で出張が多く、普段からホテルをよく利用しますが、シングルタイプでもここのホテルは快適です。
ちなみに昨年のクリスマスに、友達とツインルームで女子会をしましたが、当日予約で1万円前後でした。部屋も広くて、とても楽しい一夜を過ごせました。
*2017年3月12日時点。「じゃらん」調べ。
東京駅直結の「贅沢の極み」ホテル
ホテルメトロポリタン丸の内
「とにかく贅沢な気分を味わいたい」という時に、おこもりするのが、東京駅日本橋口から直結しているこのホテル。
部屋は、絶対に角部屋プランがマストです。なんといっても部屋から望める東京の夜景がすごい! 同期の親友とおたがいの仕事の目標を達成した時のご褒美として、心身ともにホントに疲れてしまった時の気分転換として利用しています。
お部屋はエグゼクティブツインをチョイス。お風呂が広くて、夜景も楽しめるビューバスルームは洗い場もあり、優雅なバスタイムに癒されまくりです。お部屋には電動開閉式シェードやふかふかのシモンズ社製ベッドもあって、シェードを開けて夜景が登場する瞬間は毎回2人で盛り上がります。まさに「贅沢の極み女子会」です(笑)。価格は1人あたり2万1389円*(税抜)。ちなみに、私が実際に宿泊した時は、2万円以下でした。
*2017年3月12日時点。「楽天トラベル」調べ。
食事なら、27階の「Dining & Bar TENQOO(テンクウ)」が最高です。地上120mから見下ろす丸の内の夜景に、店内のモダンでオシャレな雰囲気もいいし、お酒も、誕生日のお祝いにピッタリの「Birth Stone(バースストーン)」という誕生石に因んだカクテルや、スパークリングのローランペリエ・ブリュットまであってハズレなし。
食事は国産牛ほほ肉の赤ワイン煮込みなどオススメですね。カクテルを片手に、親友と「入社からいろんなことがあったけど、私たち成長したよね」と励ましあいます。こんな私も「オトナの贅沢」をできるようになったことを実感できる場所です。
ちなみに「テンクウ」では14時30分(日によっては15時)から17時のティータイムにアフターヌーンティーもやっています。しかも、都内ではなかなかお目にかかれない、スリランカ「MlesnA(ムレスナ)」社の最高品質の紅茶が飲めちゃう。
出されるティーカップも、なんと絵柄がひとつ一つ違うんです。親友とカップのデザインを比べて楽しみます。アフターヌーンティーは予約制で3800円(税込)。
このホテルの最大のポイントは東京駅直結であること。雨にも濡れないし、すぐそばの大丸でショッピングも可能。給料日になるといつも親友と「行っちゃう?(笑)」って相談を始めちゃいます。私の場合、女子会利用が基本ですが、デートにもオススメ。忙しいふたりでも、平日の仕事帰りに記念日をお祝いしたりできますよ。
ホテルメトロポリタン丸の内
疲れやストレスが溜まり、「現実逃避したい…‥」って気分になった時、「ホテル泊」を試してみては?