頭皮が脂っぽく枕がにおう…3分以上の「予洗いとすすぎ」でケア【美髪プロが教える】

頭皮が脂っぽく枕がにおう…3分以上の「予洗いとすすぎ」でケア【美髪プロが教える】

読者からヘアケアに関する次のお悩みが複数届いています。「髪をよく洗っていても、汗をかいていないときでも、頭皮が脂っぽく感じてにおいも気になります。どうケアすればいいでしょうか」。そこで、「Hair salon aruca」(福岡県北九州市)のオーナーで美髪を追求する三谷遥さんに、頭皮の脂っぽさのチェック法やセルフケアについて聞きました。

頭皮の脂っぽさをセルフチェック

——「自分では頭が脂っぽいと感じていたけど、美容院ではそうではないと言われた」という読者もいます。セルフチェックの方法はありますか。

三谷さん:自分の頭皮のべたつきに悩まれるお客さんは多く、中には、実は乾燥気味だけど、脂っぽいと思われている方もいらっしゃいます。実際に、頭皮が脂っぽいのかどうかの目安は次の通りです。

・前髪…前髪がサラサラではなく、濡れたような感じになったり、額にくっついたりする。
・洗髪時…シャンプーの泡立ちが悪いと感じる。
・フケ…フケの粒がベタついていて、大きいと感じる。
・枕、帽子…使用後の枕カバーや帽子をにおうと、不快なにおいが強い。
・かゆみ…皮脂は頭皮の常在菌のエサになるため、過剰になると菌も増殖してかゆみが出る。
・顔の皮膚が脂っぽい…顔が過剰にべたつくときは、頭皮も脂っぽいことが多い。

脂っぽさの原因は?

——頭皮がべたつくとはどういう状態で、原因は何でしょうか。

三谷さん:皮脂の分泌が過剰になっていて、その原因には、次のことが考えられます。毎日の洗髪法や食習慣を見直してみましょう。

・皮脂を洗い流せているか…シャンプー後の泡が残っていないか、頭皮にすすぎ残しがないか。
・トリートメントやヘアオイル、スタイリング剤などを頭皮に塗っていないか…これらは毛髪だけにつける。頭皮に直接つけるのはNG。
・シャンプーを適切に使っているか…シャンプーを使わない、使用量が少ない、泡立てていない、泡立ちが少ない、ボディシャンプーや固形石鹸で洗髪している、すすぎが足りないなどはNG。
・頭をゴシゴシ洗っていないか…頭皮は傷がつきやすく、皮脂や汗が付着すると炎症を起こしやすい。
・脂質ばかりを食べていないか…揚げ物など脂っぽい食べものを摂りすぎると皮脂の分泌が増える。

——頭皮がべたつくときは、においも気になるとのことです。皮脂と関係があるのでしょうか。

三谷さん:汗は本来は無臭ですが、皮脂と混ざると、皮脂に含まれる雑菌が繁殖してにおいが生じます。セルフチェック法で紹介したように、においが強いときは、皮脂の分泌が過剰になっているかもしれません。

「予洗い」で皮脂を浮かせ、入念にすすぐ

——セルフチェックで脂っぽいと自覚した場合、どうケアすればいいでしょうか。

三谷さん:次のことを意識して髪を洗ってみてください。

・「予洗い」をていねいに、シャンプーの手順を見直す

洗髪時にはまず、シャンプー前に、38度前後のぬるめのお湯のみで髪をすすぐ「予洗い」を「3分以上」行います。頭皮にお湯をかけながら、少しずつ髪を指で持ち上げるなどしてまんべんなくすすぎます。これだけで頭皮の皮脂が浮き上がります。

毛穴に付着している皮脂や汚れを浮かせるためには、3分~5分の予洗いが必要です。短時間だと頭皮と毛髪の表面の汚れは取れても、毛穴に付着する皮脂や汚れまでは取れないため、
フケや抜け毛の原因にもなります。ただ、5分は長いという方が多いので、3分を目安にと伝えています。

また、「美容院ではそんなに長く予洗いをしていない」と言う方もいらっしゃいます。美容院では、シャンプー台に長く座りたくない、首が痛いという方も多いため、予洗い時に、頭皮用クレンジング剤、ヘアカラーの残留除去剤などを使用することが多く、お客さまの負担を軽減しています。

次に、シャンプーは地肌にべたっとつけるのではなく、手のひらや洗顔用の泡立てネットで泡立ててから頭皮に乗せて、指の腹で頭皮をそっとマッサージするように洗います。また、シャンプーが泡立ちにくい場合は、予洗いが不十分だからです。予洗いを入念に行いましょう。

最後に、頭皮から毛先に向かって3分以上、泡を残すことがないように、ていねいにすすぎます。

・フケが出るときはすすぎを入念に

べたつくフケ、粒が大きいフケが出るときは、シャンプー時に洗い残しがあるサインです。とくに予洗いとすすぎを十分に行いましょう。

・脂性肌用・オイリー用・クレンジング・サラサラ仕上がりのシャンプーを選ぶ

「脂性肌用」「オイリー肌用」か、余分な皮脂や汚れをとる「クレンジングシャンプー」を選ぶ、また、仕上がりが「しっとり」よりも「サラサラ」タイプのシャンプーを選びましょう。もちろん、お話しした「洗い方」が最重要なので、これらを使用しながら、予洗い、すすぎを十分に行いましょう。

——予洗いもすすぎも、つい雑になることがあります。

三谷さん:脂っぽさを感じたら、それを機に、セルフチェック、入念な予洗いとすすぎ、食生活の見直しが必要だという頭皮からのサインと考えて、ていねいに実践しましょう。

もしセルフチェックの項目に該当しない、またセルフケアをしても改善しないと思う場合は、美容院で相談してみてください。

聞き手によるまとめ

頭皮の脂っぽさは皮脂の過剰分泌が原因であり、雑菌の繁殖につながってにおいも発しやすくなるということです。まずは自分の頭皮の状態をチェックし、ていねいな予洗いとシャンプー後のすすぎで皮脂や汚れを洗い流すように実践していきましょう。

(構成・取材・文 藤原 椋/ユンブル)

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