川原好恵のランジェリーコラムVol.131

婦人科に行く目安「3のルール」とは? ユニクロが産婦人科医を招いたイベント開催

婦人科に行く目安「3のルール」とは? ユニクロが産婦人科医を招いたイベント開催

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今年9月に発売され、話題となったユニクロの「エアリズム吸水サニタリーショーツ」。12月6日には思春期の女の子のための「ガールズ エアリズム吸水サニタリーショーツ」を発売しました。そこで、吸水サニタリーショーツの発売を記念し、思春期の子どもをもつ母親を対象としたイベント「ママと子どものフェムケア〜思春期の女の子の心とカラダ〜」が12月6日に「UNIQLO TOKYO」(東京都中央区)で開催されました。

9月に発売し話題となった「エアリズム 吸水ショーツ(1,990円)」と12月6日に新しく発売された「ガールズ エアリズム吸水サニタリーショーツ(1,500円)」

9月に発売し話題となった「エアリズム 吸水ショーツ(1,990円)」と12月6日に新しく発売された「ガールズ エアリズム吸水サニタリーショーツ(1,500円)」

「趣味は性教育、特技は性教育、仕事は性教育」の高橋先生を迎えてトーク

同イベントは、第一部が産婦人科医の高橋幸子先生を迎えてのトークセッション、第二部が「ユニクロ グローバル商品本部 キッズMD」リーダーの因幡真理子さんによる「フェムケアニーズに応えるユニクロの取り組み」の紹介という二部構成。思春期の子供をもつインフルエンサー約40人を招き、3回にわたり開催されました。

高橋先生は病院の診察をしながら、年間約120回もの性教育に関する講演を行ったり、雑誌やテレビ、子どもけのマンガや新聞などでも性教育の啓蒙を行ったりなど、精力的に活動しています。

トークセッション冒頭で「趣味は性教育、特技は性教育、仕事は性教育です」と笑顔で元気よくあいさつした高橋先生。明るく堂々と「性教育」と言われると、こちらが「性教育」という言葉に無意識に抱いていた「秘めごと」や「隠すべきこと」というイメージが拭い去られ、聞くほうの肩の力もすっと抜けていくような空気を感じました。

産婦人科医の高橋幸子先生

産婦人科医の高橋幸子先生

フェムケア商品の選び方は?

今年の流行語大賞にノミネートされるなど注目を集めている「フェムテック」や「フェムケア」ですが、「世の中が生理について語っていいんだという雰囲気になったのはとてもいいこと」と高橋先生。その変化は男性にもおよび「生理について男性も知ったほうがいい、知りたい」という流れになっていると言います。男子校で性教育の講演をしたときには、「僕たちは女の子が生理のときは何をしたらいいんですか?」と質問を受けたというエピソードも披露されました。

一方で、まだまだフェムケアやフェムテックは一部の人にしか知られていなかったり、お金がかかるものと思われたりしている現状も。関連商品やサービスが次々と登場し、何をどう選んでいいかわからない人に向けて「それが、医療的な証明を得られた確かな商品なのか、コンプレックスにつけ込んだだけの商品ではないか、見抜くリテラシーも必要」とアドバイスしました。

体の成長過程に合わせてガールズインナーも展開しています。左から「エアリズム コットンブレンド 胸二重キャミソール(590円)」「エアリズム コットンブレンド ブラトップ(1,500円)*12月下旬販売予定」「エアリズム ファーストブラ(1,500円)*一部店舗、オンラインストアにて1月下旬販売予定」

体の成長過程に合わせてガールズインナーも展開しています。左から「エアリズム コットンブレンド 胸二重キャミソール(590円)」「エアリズム コットンブレンド ブラトップ(1,500円)*12月下旬販売予定」「エアリズム ファーストブラ(1,500円)*一部店舗、オンラインストアにて1月下旬販売予定」

成長することの喜びをポジティブに伝えて

思春期の子どもと接する際には「大人に向かって進んでいくのは喜ばしいこと、という親のスタンスが大切。成長してくれてうれしいとポジティブに伝えて欲しい」と高橋先生。一緒にお風呂に入って、これから体がどう変化していくのか話したり、自分が初めて生理を迎えたときのことを話したりするのも、子どもの安心材料になるということでした。

痛みは我慢せず、早目に痛み止めを服用して

婦人科や鎮痛剤はどんなふうに利用すればよいのでしょうか? 

「日数は3〜7日、周期は25〜39日が正常な生理とされています。毎月の周期が±6日は整っているうちに入ります。初めての生理から2年くらいは周期が安定せず、1ヵ月の出血量は20〜150ccです」(高橋先生)

婦人科を受診したほうがいい目安について高橋先生は「3のルール」を提唱。「『3ヵ月生理がこない』『1ヵ月に3回生理がくる』『1ヵ月に3回を超える痛み止めを内服』を目安にしてください」と呼びかけ、「そうでなくても、婦人科は気軽に相談できる場であると思ってほしい」と力を込めました。

日本では、「痛み止め薬はできるだけ飲まないほうがいい」「特に子どものときは飲むべきではない」といった風潮がありますが、「痛み止め薬は、痛みが始まったら早目に飲んでください。我慢できなくなってからでは遅いです」と繰り返し「選択するためには知識が必要。知識は鎧であり、お守りです」というメッセージで締めくくりました。

会場となったUNIQLO TOKYO4階のキッズライブラリーでは、12月26日まで、ユニクロが展開するフェムケアニーズにも寄り添うインナーウェアがディスプレイされています

会場となったUNIQLO TOKYO4階のキッズライブラリーでは、12月26日まで、ユニクロが展開するフェムケアニーズにも寄り添うインナーウェアがディスプレイされています

女の子たちに寄り添うような商品になってほしい

第二部では、ユニクロが展開する吸水ショーツなどのインナーが紹介されました。キッズ向け製品の企画開発を担当する因幡さんはこれらの商品が、「初めての経験に不安や戸惑いを感じる女の子たちに寄り添うような商品になってほしい」といいます。ガールズインナーを紹介する特設サイトでは、はじまったばかりでリズムや量が安定しないガールズ期に使う吸水ショーツについて、下記のようなわかりやすいイラストで解説しています。

UNIQLO_girls_tips_shorts_1

UNIQLO_girls_tips_shorts_2

UNIQLO_girls_tips_shorts_3

UNIQLO_girls_tips_shorts_4

UNIQLO_girls_tips_shorts_5

「ガールズ エアリズム吸水サニタリーショーツ」は、25〜30mの水分を吸収し、吸水シートや防水シートを含む3層構造。足ぐりやマチ部分もボンディング仕様で漏れにくく、背面の腰までしっかり防水シートで覆われています。さらさらの肌触りのエアリズムの生地で、汗をかいて蒸れにくく、ウエストにはラメ入りゴムを使用しています。

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ガールズ エアリズム吸水サニタリーショーツ 1,500円。サイズ140cm・150cm・160cm。カラーはブラック・グリーン・ネイビーの3色。全国のキッズ取り扱い店舗及びオンラインストアで販売中

ガールズ エアリズム吸水サニタリーショーツ 1,500円。サイズ140cm・150cm・160cm。カラーはブラック・グリーン・ネイビーの3色。全国のキッズ取り扱い店舗及びオンラインストアで販売中

今回は、インフルエンサーを招いての開催でしたが、今後は店舗のお客を招いて親子で参加したり、学校で開催して男の子も女の子も聞ける機会にしたりなども計画中だそうです。

「フェムテック」や「フェムケア」になじみがなくても、ユニクロという誰もが知るブランドが開催することに意義を感じた同イベント。今後の展開に期待です。

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下着は、ボディラインを整えるだけではなく、女性に自信を持たせ、内面から輝かせてくれるもの。自分が素敵だと思う下着を選んで身につけることで心と体を自由にしてくれるアイテムです。ランジェリーライター・エディターの川原好恵さんに大人の女性にこそ着けてほしいランジェリーをテーマごとに紹介していただきます。

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