東洋医学の知恵とヨガを融合した新メソッドを提案する、鍼灸師でヨガ指導者の高村マサさんによる『からだ巡りヨガ大全』(日経BP)が10月19日に発売されました。
デスクワークで1日が終わる頃には首や肩がガチガチ。また、在宅勤務ですっかり体を動かす機会が減って運動不足や不調を感じている人もいるのでは?
今回は、本の中から座ってできる簡単ポーズ「オフィスでツボ押しヨガ」を抜粋して紹介します。全3回。
ツボを押しながら腕の外側を伸ばす
“陽”のエネルギーが流れる「三焦経」(さんしょうけい)にあり、池のようにくぼんでいることにその名が由来する陽池(ようち)。三焦とは、東洋医学で臓器のすき間にあって水分を全身に送る働きを指し、この滞りが余分な水分による不調を招くのです。普段から酷使しがちな腕の外側からつながり、首まわりの不調にも多用されるツボでもあります。