【今週のボヤき】
自己肯定感が高いか低いかで言ったら低いほうだと思います。昔は恋愛や人間関係で苦労しましたが、いろいろな本を読んだり人と話したりしてだいぶ克服できたと思います。
仕事でもなるべく自分自身と仕事を切り分けてフラットにやるように心がけています。しかし、ちょっと仕事で大変な時やトラブルに遭ったときに「自己肯定感の低さ」がひょいと顔を出します。つい「私はダメな人間だ」「どうせ私が張り切ってもうまくいかない」と考えてしまいます。
自己肯定感が高い人は失敗してもあまりクヨクヨしていないように見えてうらやましくなります。自己肯定感の低さが仕事で邪魔です。どう扱えばよいか教えてください。
自己肯定感が低いほうがラク
傷つくのが恐いから自分に期待しない。
報われないのが恐いから努力しない。
叶わないのが恐いから夢を持たない。
いつかなくなるのが恐いから幸せを望まない。
自己肯定感が低い人というのは、実は楽なほうへ楽なほうへと流されてしまった成れの果てなんです。
自分に何も期待しなきゃ傷つくこともありませんからね、そういう意味で言えば自己肯定感が低いほうが楽に生きていけるでしょう。
「ラク」と引き換えに放棄しているモノ
でも人というのは傷つかなきゃ変わらない生き物なんです。傷ついて変わらざるを得ない状況になって初めて人は変わる生き物でして。
自己肯定感を低く保っている人というのは楽と引き換えに変化を放棄してしまっているんですよ。
自己肯定感の低さで悩んでいる人というのは、自己肯定感の低さに悩んでいるというよりも、変わらない自分に飽きてしまっているんですよ。
同じような毎日に埋もれていくだけの退屈な自分にうんざりしてしまっているわけですね。
自己肯定感を低く保って安全圏に身を置いている限りは何も変わりません。
傷つくことができる舞台に立って初めて変わることができる権利を手に入れることができるってことです。楽を捨てなきゃ楽しい思いはできないんですよ。
自己肯定感が高い人ほど傷だらけ
自己肯定感を高く保っている人というのは自信満々で楽観的で悩みなんてないように見えますが常に傷つくリスクと戦っているものなんです。
自己肯定感の低さという鎧なんて脱ぎ捨てて自尊心丸出しで戦っているんですよ。
だから深く傷つくこともありますし、傷つく度に自分を変化させて適応しているんです。いつも笑っているからといって苦労していないなんて思わないように。
助けが必要なのは自己肯定感を高く保ち日々戦っている人達なんですよ。だから周りの人達は自己肯定感の低い人より自己肯定感の高い人を助けるのです。
自己肯定感が低い人はただ退屈なだけで傷ついてはいないんですよ。
自己肯定感の高い人ほど傷ついていないようで傷だらけなんですよ。
自分を変えたいのならその安全圏から出てくるように。
傷つく覚悟もなしに自分なんか変えられませんよ。