今年は夏が過ぎて「涼しくなったなぁ」と思った途端、気温が急降下。長雨で“秋晴れ”の記憶もないまま、いきなり冬に突入。慌てて冬支度をした方も多いのではないでしょうか。
防寒アイテムはいろいろありますが、冬のおしゃれを支える縁の下の力持ちと言えるのが、服の下に着る「あったか肌着」。機能性の高いあったか肌着を1枚着るだけで、何枚も厚着する必要がなくなりますし、着ぶくれも回避できて、オシャレの幅もぐんと広がります。
そこで今回は、極寒が予想される今年の冬に備え、5つの下着ブランドのPRの皆さんに「一番温かい肌着を紹介して」とリクエスト。各ブランドイチオシあったか肌着を集めてみました。
見た目はすべて丸首・長袖・無地なのですが、それは各ブランドの研究・開発のたまもの。現代のハイテクノロジーが存分に注ぎ込まれ、こだわりと個性に溢(あふ)れています。もちろん、肌触りも着心地もそれぞれ。しっかり吟味して、この冬を乗り切るためのマスト肌着を見つけてくださいね。
今年のヒートテックは、アルガンオイルを配合
発売から15年目を迎えた、ご存知「ヒートテック」。なんと、これまでの累計販売枚数は10億枚に達するそう。その「ヒートテック」シリーズの中でも、一番の温かさを誇るのが、極寒地での着用を想定して開発された「ウルトラウォーム(超極暖)」。
今年はこの「ウルトラウォーム(超極暖)」にも、保温効果と抗酸化作用が注目されているアルガンオイルが配合されました。アルガンオイルを繊維に練り込むことにより、乾燥する冬の肌を優しく包み込むような肌触りに。しっかり肉厚で裏起毛。確かな温かさを実感できます。
ヒートテックウルトラウォームクルーネックT(長袖)1990円/ユニクロ
日本酒の酒エキス加工で保温
毎シーズン、斬新なアイデアのあったか肌着を発表するトリンプ。今年はなんと、酒粕を使用した酒エキス加工を施したインナー「あったかじょっぱり保湿インナー」を発売。
青森県 六花酒造の銘酒「じょっぱり」とのコラボレーションによる商品です。まず、「じょっぱり」の製造過程で生まれた酒粕を半年間熟成させ、保湿による美肌効果を促すアミノ酸がたっぷり含まれた酒エキスを抽出。その酒エキスを加工して身生地に施すことで、保湿性と吸湿発熱性に優れたインナーが誕生したとのこと。生地自体の風合いも、しっとりなめらか。まさに日本の伝統とハイテクの融合で生まれた肌着です。
あったかじょっぱり保湿インナー 8分袖トップ 4500円/トリンプ・インターナショナル・ジャパン
薄くて、ムレにくくて、温かい、素材はメッシュ!
着ぶくれしにくい薄手素材でありながら、驚くほどの温かさを実現したというワコールの新作「あたたメッシュ トップ(8分袖)」。通気性の高いメッシュ素材なので、ムレにくいのも特徴です。
メッシュというと涼しいイメージがありますが、このメッシュは「カリフラワー構造」と呼ばれる独自のメッシュ編構造をしていて、肌側は細やかな起毛なので、保温効果の高い空気を含むことができるという仕組み。ふんわりと軽い着心地なのに、しっかり温かい肌着です。
あたたメッシュ トップ(8分袖)3900円/ワコール
発売15周年を迎えたロングセラー 保温も効率的に
ロングセラーの肌着を数多く展開しているグンゼを代表する、あったか肌着ブランド「HOTMAGIC(ホットマジック)」。その人気ナンバー1「集中保温」シリーズが発売15周年を迎え、記念アイテム「お腹と腰を集中HOT」を発売。
「集中保温」シリーズは、冷えを感じやすい部分をボーダー編みの吸湿発熱素材にすることで冷えるポイントを集中的に温め、その結果、体全体を効率的に温めるというもの。「お腹と腰を集中HOT」は、冬に腹巻をする人が多いことから、お腹と腰まわりの温めに着目して作られたとのこと。従来の商品に比べ、着丈もやや長めで下腹部までカバーします。
部屋干しクリーン お腹と腰を集中HOT 8分袖インナー 1800円/HOT MAGIC(グンゼ)
0.37mmの薄さなのに速攻温かい防寒インナー
長年にわたり培われた、フジボウの糸作り・生地作りの技術が反映されたブランド「B. V .D .Ladies」。その高い技術を駆使し、通常より細い糸を使用して、わずか0.37mmの生地の薄さを実現した肌着がコレ。
ストレッチ性にも優れ、肌への密着度が高いため、生地が薄くてもあったか。着ぶくれ防止にもなるので「寒いのを我慢するのも嫌、寒いからとオシャレをあきらめるのも嫌」そんな女性にぴったりです。
heat edit 8分袖シャツ 1600円〜/B. V .D .Ladies(富士紡ホールディングス)
こんなにパラエティに富んだ肌着が揃うのは、ハイテク素材の開発技術に長けている日本ならでは。あったか肌着を装備して、今年の冬もアクティブにいきましょう!