このたび、養命酒製造株式会社は、「夏バテ」というテーマで、インターネット調査を2022年6月17日~6月18日の2日間で行ない、全国の40歳~69歳の男女1,000名の有効回答を回収しました。(調査協力会社:ネットエイジア株式会社)
調査の結果、夏バテの自覚がない人の70%が“隠れ夏バテ予備軍”または“隠れ夏バテ”であることなどがわかりました。
約半数が「夏バテをする」
全国の40歳~69歳の男女1000人(全回答者)に夏バテをするか聞いたところ、「する」は45.0%、「しない」は55.0%という結果になりました。
男女・年代別にみると、「する」と回答した人の割合は、40代女性(52.1%)が最も多くなり、50代女性(51.5%)、60代女性(50.6%)が続きました。女性の半数以上が、夏特有の心身の不調に悩まされている傾向が見られました。
“隠れ夏バテ”に注意
夏バテの自覚がない人(550人)に、隠れ夏バテの可能性があると起こりやすい不調の症状を提示し、自身にあてはまるか聞きました。「あてはまる」と回答した人の割合をみると、「夏は寝汗をよくかく」が55.6%、「夏は夜中に何度も目が覚める」が28.0%、「夏はいびきをかく(家族に指摘される)」が19.5%、「夏は何をしていても集中できない」が11.8%、「夏は目覚めて4時間ほどすると眠気が襲ってくる」が8.5%、「夏は電車の中ですぐ寝落ちしてしまう」が8.5%となりました。
養命酒製造は、「夏の暑さや紫外線、室内と屋外の寒暖差などは、自律神経に大きな負担をかけ、夏バテの原因となります。“自分は夏バテしていない”と思っている人でも、実は自覚している以上に疲労が蓄積している“隠れ夏バテ”になっている可能性があります」と指摘します。
“隠れ夏バテ”をチェック
隠れ夏バテの可能性があると起こりやすい不調の症状に1項目もあてはまらない人を「隠れ夏バテではない」、1項目または2項目あてはまる人を「隠れ夏バテになりかけている」、3項目以上あてはまる人を「隠れ夏バテ」と分類し、夏バテの自覚がない人(550人)について、隠れ夏バテ診断を行ないました。
「隠れ夏バテではない」は30.2%となったのに対し、「隠れ夏バテになりかけている」は54.5%、「隠れ夏バテ」は15.3%で、合計は69.8%となりました。
夏バテの自覚がない人でも、“隠れ夏バテさん”または、隠れ夏バテになりかけている“隠れ夏バテ予備軍”が大半を占めている実状が明らかになりました。
男女・年代別にみると、夏バテの自覚がない50代女性では、「隠れ夏バテ」の割合が29.6%と突出した結果となり、気づかないうちに自身の自覚以上に疲労を蓄積している人が多いことがうかがえます。
夏に感じる不調1位は…?
全回答者(1000人)に、夏にどのような不調を感じることが多いか聞くと、「からだがダルい」(43.5%)が最も高くなり、次いで、「疲れやすい」(41.0%)、「疲れがとれない」(36.7%)、「よく眠れない」(26.7%)、「何もやる気が起きない」(20.0%)となりました。
隠れ夏バテ診断の結果別にみると、隠れ夏バテの人(84人)では「疲れがとれない」(46.4%)、「よく眠れない」(42.9%)が全体と比べて約10ポイント以上高くなりました。“隠れ夏バテさん”の多くが、夏には疲労感や不眠といった症状に悩んでいる実態が明らかになりました。