他人とダラダラと時間を過ごすことが苦手なのと仕事が忙しくてやることも多いので、例えば休みの日に友人や知人とランチしても夕方には「このあと用事があるから」と切り上げてしまうことが多いです。この前、最近仲良くなった男性と朝から遊びに行って夕方に「仕事があるから」と言って帰ろうとしたら「何の仕事?」「どのくらい残っているの?」と突っ込まれて最終的には「僕が何か気が障ることでもした?」と言われてしまいました。
別の友人にその話をしたら「まあ、人と会う日に別の用事を入れるなんてありえないって人もいるから、今度から事前に『夕方には帰りますね』ってひとこと言っておけば?」と言われて「まあそれもそうだよな」と思い納得しました。個人的には忙しい中、2時間でも3時間でも時間を取るのは私にとっては結構なことで決して相手を大事にしていないわけではないのですが……。なんだか「冷たい」「自分勝手」と言われているようで落ち込みます。
2、3時間で切り上げたくなってしまうのはなぜ?
ダラダラとした怠惰な時間を共有できる関係って相当ですよね。
親や親友、恋人でも長年付き合ってもうトキめかないレベルにまでいかないとなかなか固体から液体へドロっとダラけることができない。
昨日今日知り合ったくらいの浅い人間関係ではダラダラっとした空気が漂うと「この空気はいけない! なんとか盛り上げないと!」と液状化を拒絶するように張り切ってしまうんですよね。
「相手につまらない思いをさせたくない、せっかくだから楽しんでほしい」というサービス精神もあるのですが、「ダラけると自分の本性が出てしまいそうで怖い」という自分本来のパーソナリティーを知られてしまうことへの恐怖心も相まって無駄に張り切って、それがもう結構なエネルギーを消費してしまうんです。
だいたい2、3時間でガス欠になってしまうので、食事なら食事をするだけ、飲みに行くなら飲みに行くだけ、映画なら映画を見るだけと、ワンターンで終了にしてしまうパターンが多いんですよ。
他人に対して過剰に気を使ってしまう人に多い傾向なのですが、逆にそれほど深い関係性でもないのに同じ人と何ターンも行動できる人って、他人にあまり興味がない人なんですよね。
他人に興味がないからべつに盛り上げようとも思わないし、他人に興味がないから自分がどう思われようと知ったこっちゃない。
他者にエネルギーを割くことがないのでいつまででもどこまででも何ターンでも付き合うことができてしまうんですよ。
「もう一回会いたい!」と思うのはワンターン制の人
でも「もう一回会いたい」と思わせてくれる人って、ワンターン制の人なんですよね。
確かに多少冷めている感じや自分勝手なイメージは否めないのですが、いつも楽しいところで帰ってしまうので「楽しい」という思い出しかないんです。
出来事のエンド(締めくくり)は人の印象に残りやすいものですから、楽しい時間に帰ることができれば楽しい思い出になりますので、「もう一回会いたい」という印象が残るということですね。
そのワンターンの積み重ねが人間関係(恋愛含む)では非常に大事。
何も間違えてはいないのでどうかそのままワンターンの関係を積み重ねてください。
何回会っても「もう一回会いたい」と思われる人でありますように。