子どもの頃はお世話になっていた文房具。大人になるにつれて遠ざかり「メモや予定はデータ管理が中心」という人も多いのでは? しかし、文房具も日々進化を遂げていて、使い方ひとつで毎日の仕事の強い味方になってくれます。
文具プランナーでウェブマガジン「毎日、文房具。」副編集長の福島槙子(ふくしま・まきこ)さんに「気分も上がって仕事もはかどる」文房具を紹介していただきます。
第88回目のテーマは、楽しみながら日々の記録を付けられる「ライフログ」です。コロナ禍でおうち時間が増えたことですっかり定着したライフログ。おすすめのライフログアイテムの数々をご紹介します。
お気に入りのモノやコトを記録できる!
2021年12月に発売されたばかりの「Logppo(ログッポ)」は、日々の暮らしで出会ったモノから、かけがえのない旅の思い出までを記録できるツールです。フォーマットに沿って書くだけと使い方も簡単で、日々の記録ができるうえ読み返して楽しめます。
暮らしの中でとどめておきたい「お気に入り」の思い出やモノ、コトを一冊に記録することができる「お気に入り編」と、旅の計画や旅先での行動、旅後の記録が一冊にまとめられる「旅編」をラインアップしています。
商品名:「ログッポ」(日本ホールマーク)
価格:1,540円(税込)
5年分の記録をつけられるコンパクトな手帳
A6(用紙)サイズとコンパクトながら、5年分の記録を一冊にまとめることができるのが「ほぼ日5年手帳」です。見開きの左ページには1日ごとの日付と5年分の西暦と曜日のみとシンプルなデザイン。右側はフリースペースになっており、文字や絵を描いたり、メモやシールを貼ったりと好きなように使うことが可能で、思い出のチケットを貼るのもよさそうです。
用紙には、薄く丈夫で書き心地のいい「トモエリバー」を使用しているのもさりげなくうれしいポイント。さまざまな種類のカバーもそろえています。
商品名:「ほぼ日5年手帳」(ほぼ日)
価格:4,180円(税込)
上から塗ってカラフルに! 浸透印スタンプ
「ペインタブルスタンプ 浸透印」は、繊細な柄がきれいに再現できる浸透印タイプのスタンプ。押したスタンプの上から水性マーカーで塗ってカラフルにしてもいいですね。コンパクトなので持ち運びしやすく、スタンプ台が不要なので手軽に使えるのも魅力です。
種類は体調管理柄、外出記録柄、運動柄、カレンダー柄……など豊富に24タイプをラインアップ。数種類の限定柄も用意しています。
商品名:「ペインタブルスタンプ 浸透印」(ミドリ)
価格:968円(税込)
手帳のように使えるノート
手帳とノートのいいところを合わせたものが「HITOTOKI NOTE」です。日付は自分で書き込めるようになっており、日付にしばられずに自分のペースで書くことができるのがうれしいポイント。中身は手帳のような罫線が引かれた仕様で、ビジネス用にもおすすめ。水平に開いて書きやすい無線綴じによるフラット設計を採用しています。
種類は手なじみの良いコミックサイズと、のびのび書けるスクエアサイズの2タイプ。厚さがないので容易に持ち運べるのも便利です。
商品名:「HITOTOKI NOTE」(キングジム)
価格:コミックサイズ1,450円、スクエアサイズ1,550円(税別)
好きな日付を書き込める!
卓上日めくり付せんカレンダー「himekuri」と同じシリーズの「himekuri free」は、好きな日付を書き込んで使える日付シート付せん。日付のデジタル数字を塗ることで簡単におしゃれな日付入り付せんが作れるのが特長です。手帳や日記はもちろん、読んだ日付を書き込んで本のしおりにしたり、食品の開封日を記録したり、さまざまな使い方ができるのが魅力です。
種類は「ねこ」「trip」「watercolor」「I love 文房具」「レプタイルズ」「アクアリウム」の6タイプで、3テーマ20枚入りの計60枚。すべて違う絵柄なので毎日飽きずに楽しめます。
商品名:「himekuri free」(ケープランニング)
価格:825円(税込)
まきの一言メモ
おうち時間の増加ですっかり定着したライフログですが、最近はライフログを楽しむグッズが増えています。年末に開催された文具女子博でもデコレーション系が人気を集めていました。コロナの状況にもよりますが、世の中もお出かけモードになりつつあり、これからはショップカードや旅先のチラシやカードを貼って楽しむ人も多くなるのではと予想しています。