花粉症で目がかゆい! こすらないツボケア4つ【鍼灸師が教える】

花粉症で目がかゆい! こすらないツボケア4つ【鍼灸師が教える】

花粉症では、鼻水やくしゃみだけでなく、目のかゆみやしょぼつき、充血などの症状にも悩まされます。しかし、目をこすったり、かいたりしてはいけないともよく言われます。ではどうすればいいのか……、鍼灸師で太子橋鍼灸整骨院(大阪府守口市)の丸尾啓輔院長によると、「、たしかに、目をゴシゴシとこすったりかいたりすると角膜に傷をつける恐れがあり、避けたいところです。そこで、目を触らずに違和感を改善するツボによるケア法をご紹介しましょう」ということです。詳しく教えてもらいました。

メガネの上部のすき間から入る花粉に注意

はじめに丸尾さんは、花粉症による目の症状について、こうアドバイスをします。

「花粉症の時期になると、花粉が目の粘膜に付着して、目がかゆい、充血するなどの症状が現れます。また、ハウスダストアレルギーの場合では、一年中、それらの症状が出るでしょう。ついこすりがちですが、そうすると先ほどお話ししたように、目を傷つけることになりかねません。

花粉症が原因の場合、外出時には必ず、レンズが大きいメガネをかけましょう。とくにメガネの上部のすき間から花粉が入り込みやすいことがわかっているので、できるだけ目を覆う形の花粉対策用のメガネやゴーグルを使用しましょう。コンタクトレンズを装用している場合は、その上からメガネをかけてください。また、つばが大きな帽子、マスクも欠かせません。

そして、目がかゆいときにはまず、次に紹介するツボをそっと押してみてください」

目の近くと頭のツボを押す&冷やす

(1)ツボ・攅竹 (さんちく)を刺激する

「攅竹」の「攅」には集まる、「竹」には竹の葉に似た眉毛の形という意味があり、毛が集まっている、眉のつけ根の内側にあるツボを表しています。目のかゆみやしょぼつき、疲れ、腫(は)れの緩和、過剰な涙を抑えるなど、目の機能を調整するツボの筆頭として知られています。また、頭痛や頭重感、頬の痛みなどの緩和にも働きかけます。

<ツボ「攅竹」の位置>

名刺おもて-アウトライン

眉毛のつけ根の内側。眉頭のくぼんだ部分。左右にあります。

<刺激法>
おや指の腹で、気持ちよいと感じる程度の強さで、ひと押し5~10秒ほどの刺激を3~5回くり返します。軽く押し回すのもよいでしょう。

(2)ツボ・瞳子髎(どうしりょう)を刺激する

「瞳子りょう」の「瞳子」は目やひとみ、「髎」は骨のかど、すみ、くぼみという意味を持ち、目の近くのくぼんだ場所を表します。目のかゆみやしょぼつき、充血、疲れ、かすみ、また、頭痛、肩こりの改善に作用します。

<ツボ「瞳子髎」の位置> 

名刺おもて-アウトライン

目じりから外側に、おや指の幅の半分ほど離れたところにある、わずかなくぼみ。左右にあります。

<刺激法>
ひとさし指の腹で押さえ、外側に向かって徐々に力を入れながら、ひと押し5~10秒ほどを3~5回くり返し刺激します。

(3)ツボ・風池(ふうち)を刺激する

「風」は東洋医学では病気の原因として用いられる邪気、「池」は池のように溜まるという意味合いです。つまり風池とは風邪の邪気が溜まる場所を示し、風邪ケアや予防の特効ツボとして知られています。目の疲れがひどくて頭痛がするときに活用したいツボでもあります。目の疲れ、しょぼつき、充血のほか、鼻水、鼻づまり、咳(せき)、頭痛、めまい、立ちくらみ、首のこわばりやこりなど花粉症の症状全般、また、乗り物酔いや肩こり、耳鳴り、歯痛など、首から上のあらゆる不調に対応します。

<ツボ「風池」の位置>

200215_ウートヒ_花粉症目_丸尾氏03

首のうしろ。髪の生え際にある2本の太い筋肉の外側にあるくぼみ。左右にあります。

<刺激法>
ひとさし指となか指を揃えて押す、または両方の手で頭を包み込むように持ち、おや指の腹で押し回しながら、5~10秒ほどの刺激を3~5回くり返します。左右同時に行いましょう。

(4)目を冷やす

目の疲れを改善したいときは温めるほうがよいのですが、かゆみや充血をケアする場合は冷やすほうが有用です。清潔なタオルを冷たい水で濡らしてしぼる、保冷材をくるむなどしてまぶたの上にそっと置きます。しばらくするとかゆみが和らいでくるでしょう。ただし、過剰に冷やすと目の乾燥をまねく場合があるので、様子を見ながら2~5分だけ行いましょう。

最後に丸尾さんは、「目の近くにあるツボを押す前には必ず、手を石けんで丁寧に洗ってください。誤って自分の手から目の粘膜に花粉がうつらないようにするためです」とアドバイスを加えます。

実際に試してみると、目のかゆみやしょぼつき、充血が改善し、視界もすっきりとしたように感じます。ツボケアはデスクワーク中でも手軽に行えるので、目がかゆいときのひと押しツボとして覚えておきたいものです。

(構成・取材・文 藤原 椋 / ユンブル)

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