DJあおいさんと「仕事がデキること」について考えていく連載「私は仕事ができない。」103回目のボヤきは「またまわりのせいにしてる!」です。
【今週のボヤき】
仕事に対して受け身というかすぐにまわりのせいにする人がいます。隣の部署の人でいろいろな調整をお願いしているのですが、何かトラブルがあると「事前に言っていただければこんなことにならなかった」などと言ってきます。最初はこちらの説明不足だったのかなと反省したのですが、毎回こんな感じなので彼女の仕事スタンスなのだと思いました。私も「なんでこんな尻拭いのようなことを」と思うこともありますが、仕事である以上、相手やまわりせいにしても始まらないので、自分が関わると決めたのであればなるべく能動的な態度で挑もうと思っています。仕事に対するスタンスの違いとはわかっていても、何かあるたびに被害者ヅラというか受け身の態度でいられるとストレスがたまります。
受け身の人の特徴
受け身な人は回避欲求タイプ。
リスクを回避して器用に立ち回ることに秀でていて、ローリスクローリターンの堅実な仕事を好みます。
目立った成果を上げることはあまりありませんが失敗も少なく、石橋を叩いて渡るタイプですね。
危険察知能力に優れているのであらゆるリスクに敏感ですが、敏感過ぎて身動きができなくなってしまうこともしばしば、ネガティブなわりには頑固な一面もあり、リスクを回避する余りに責任を負いたがらないのが玉にキズですね。
能動的な人の特徴
能動的な人は到達欲求タイプ。
自分の目標を達成するためなら冒険も厭(いと)わないタイプで、ハイリスクハイリターンの大博打な仕事を好みます。
大きな失敗もありますが一発逆転の大きな成果を上げることもあり、今にも壊れそうなオンボロ橋でもダッシュで駆け抜けようとするタイプです。
ポジティブ思考で楽観バイアスが掛かったバイタリティーあふれる仕事をしますが、リスクを恐れない余りに取り返しのつかない失敗をしてしまうこともしばしば。
独り善がりなポジティブでまわりを振り回してしまうこともあり、協調性を欠く暴走をしてしまうのが玉にキズですね。
仕事は綱渡りと一緒
ネガティブ思考の回避欲求タイプと、ポジティブ思考の到達欲求タイプ。
ポジティブが善でネガティブが悪だと思われがちですが、どちらも一長一短のある才能であり優劣はありません。
仕事は綱渡り、ポジティブは右でネガティブは左、どちらに偏っても渡り切ることはできませんからね。
ネガティブな人だけになってもいい仕事はできないし、ポジティブな人だけになってもいい仕事はできないし、どちらに傾倒することなくバランスを取りながら綱を渡っていくのが「いい仕事」なんですよ。
相性が悪いようで相性がよいのがポジティブとネガティブ。
お互いの欠けている点をお互いが秀でている点で相補性し合う関係になることができれば無敵です。
よく話し合えばきっとお互いの違いを尊重し合えるよいパートナーになると思いますよ。