夏の代謝ダウンを改善する「ツボ押しヨガ」3つ【鍼灸師が教える】

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夏の代謝ダウンを改善する「ツボ押しヨガ」3つ【鍼灸師が教える】

こうも暑いと運動どころか、歩くのもつらくなりますが、鍼灸師で理学療法士、またプロトレーナーでもある仲川豊基さんは、「夏はほかの季節よりも基礎代謝の量がダウンします。体重は増加し、そのうえ暑さで運動不足が続くと筋力もダウンするので、夏太りの原因となります」と話します。そこで、「代謝アップをはかるツボ」を刺激しながら、ゆるい動きで筋肉を引き締めるヨガのポーズを教えてもらいました。

代謝アップのツボは「気」の巡りも良くする

夏は汗の量が増えるので、基礎代謝はアップするのだと思っていました。仲川さんは、その状態について次のように話します。

「基礎代謝の量は、体温調節のために消費するカロリーが関係しています。夏は外気温が高くて体温に近いので、体温を維持するためのエネルギーを使う必要があまりないため、基礎代謝量は低下します」

帰宅後も体を動かすのがおっくうで、運動をする気になれないのですが、
「全身のそこかしこに、代謝を促すツボがあります。それらは、東洋医学で言う、体の構成要素のひとつ『気』の巡りを促すようにも作用します。ヨガと組み合わせると、筋力のアップにもなるでしょう」と仲川さん。ではさっそく、仲川さんの「ツボ押しヨガ」メソッドを紹介してもらいましょう。

(1)ツボ「足三里」刺激&ツイスト三角のポーズ

「足三里」というツボは、足のつりやむくみ、筋力が衰えたときの特効ツボとして知られています。また、胃や腸の働きを整える役割もあり、夏バテで胃もたれや胃痛、消化不良、下痢や便秘などの場合に用います。

ツイストのポーズは全身の血流を促しますが、とくに腸のぜん動運動を促進して、足、おしり、ウエストのシェイプアップに働きかけます。「足三里」のツボ押しと同時に行って、内臓の状態を改善し、代謝のアップにつなげましょう。

<足三里の位置>

ウートピ_夏代謝ヨガ_仲川氏01

ひざのお皿の外側の下から、おや指以外の4本の指をそろえた幅の分だけ下がったところ。すねの骨の外側のきわ。左右にあります。おや指の腹で刺激します。ツボの位置がわかりにくければ、周囲を押してみて、イタ気持ちいい場所を探しましょう。

ウートピ_夏代謝ヨガ_仲川氏02

まず、足を骨盤の幅程度に開いて立ち、右の足を1歩前に大きく踏み出します。上体を前に倒し、左の手のおや指の腹で、右の足のツボ「足三里」を押しましょう。

次に、右の手を天井に向けて真っすぐに伸ばしながら、上半身を右にひねり、視線は右の手に向けます。骨盤から上をひねるようにして、5~10秒キープしましょう。

その後、ゆっくりと元の姿勢に戻り、左右の足と向きを変えて、同様に行います。左右で1回とし、2回繰り返しましょう。

(2)ツボ「合谷(ごうこく)」&板のポーズ

手の甲にあるツボ「合谷」は、くぼみの「谷」から、「気」があふれる場所とされています。また、頭重感、頭痛、肩こり、けんたい感、胃もたれ、胃痛や下痢、便秘などの不調に対応する万能のツボとして知られています。

板のポーズでは、おしりやふとももの裏、背中、ふともも前からおなかの大きな筋肉を同時に刺激し、代謝のアップがはかれます。猫背の改善にも有用です。合谷を押しながらポーズをとると、夏バテなど疲れの回復と全身のシェイプアップに働くでしょう。

<合谷の位置>

ウートピ_夏代謝ヨガ_仲川氏03

180707_ウートピ_夏代謝ヨガ_仲川氏04

手の甲の、おや指とひとさし指の骨が交差するところにあるくぼみ。もう一方の手のおや指とひさし指ではさみ、おや指で刺激を加えましょう。その際に、合谷のくぼみをひとさし指のほうに、また手首の方に向けて押しながら、イタ気持ちいい場所を探ってください。

ウートピ_夏代謝ヨガ_仲川氏05

まず、あお向けに寝て、足は骨盤の幅ぐらい開きます。両方の膝(ひざ)を床と90度に曲げて立て、おしりを持ち上げましょう。

次に、胸を開いて両方の手をおなかの下あたりに置き、右の手の甲にあるツボ「合谷」を、左の手の指で刺激します。5~10秒キープしてから、手の左右を入れ替えて、左の手の合谷も同様に刺激をしましょう。左右で1回として、3回をくり返します。

(3)ツボ「気海(きかい)」刺激&Vのポーズ

ツボの「気海」とは、その名のとおり、全身の「気」が「海のように」集まる部分を意味します。ここを刺激すると「気」の巡りを促して、基礎代謝のアップが望めるでしょう。また、腸の動きを活性化するので便秘のときにも有用です。

<気海の位置>

ウートピ_夏代謝ヨガ_仲川氏06

おへそから下へ、ひとさし指となか指をそろえた幅の分、下がったところ。両方の手のなか指をそろえて、そっと指圧をしましょう。

180707_ウートピ_夏代謝ヨガ_仲川氏07

床に足を伸ばして座って膝を立て、両方の手で膝の裏を抱えましょう。おなかに少し力を入れながら、つま先を持ち上げて足先を伸ばします。次に、ツボ「気海」を両方の手のなか指で刺激しながら、3~10秒キープをしましょう。ゆっくりと足を降ろして元のポーズにもどり、2・3回をくり返しましょう。

Vのポーズでは、おなかに力が入っているのがわかるでしょう。 きつい場合は無理をせずに、足を床につけたままで「気海」を刺激してください。何度かポーズをとるうちに、慣れてきてできるようになるでしょう。

この代謝アップヨガを行うタイミングについて、仲川さんは次のアドバイスをします。

「起床時に一連の動きを行うと、その日の基礎代謝アップと元気のエネルギーの循環に良い影響があるでしょう。ですが、思い立ったときにいつでも、どれかひとつでも行う、また、オフィスなど外出先ではツボ押しだけでも行うと有用です」

夏バテでだらっとしているときに実践したところ、じわじわと元気が出て全身のけんたい感が改善され、「動いてよかった」と思えました。ちょっとした動きで、しんどくないのがありがたいです。また、これらのツボを覚えておき、いつでも刺激するようにしたいものです。

(取材・文 藤井 空 / ユンブル)

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