DJあおいさんと「仕事がデキること」について考えていく連載「私は仕事ができない。」13回目のボヤきは「トラブルに弱い」です。
【今週のボヤき】
仕事でトラブルやハプニングが起こるたびに落ち込んでしまいます。仕事にトラブルはつきものだと思います。昔に比べれば対処能力も上がり、「これはトラブルに発展しそう」と思ったら、回避できるようにもなってきました。
しかし、経験が上がるにつれてトラブルも大きくなってきて、たまにでかいトラブルに発展することもあります。そのたびに「自分ってダメだな」と落ち込んでしまいます。打たれ強くなるしかないのでしょうか? 最近はマネジメントする立場にもなっているのですが、メンタルが弱い自分は上に立つのは向いてないのでは? とも思います。
自分を責めることが「償い」ではない
失敗をして必要以上に自分を責める人というのは、自分を責めることが失敗の償いだと思っている節があるんですよね。なぜならそれが最も“楽”な手段だからです、自覚があるかどうかは知りませんが結果的に最も楽な手段を選んでいるんですよ。
本来失敗の償いというものは一朝一夕にできるものではなく長期的なもので、自分がやってしまった失敗は頭の中で整理整頓してまとめ今後の教材にするもの、自分の成長の材料として有効活用するものなんですよね。
そして失敗の損害をプラスに変えるために一日一日と償いを返済していくわけです。
それは「私はなんてダメなやつなんだぁぁぁぁぁぁ!」と凹んでいることより地道で大変なことでして、助けが必要なのは長期的な償いを地道にコツコツとやっている真面目な人なんですよね。そういう真面目な人の方が自分を追い込んで心身のバランスを崩してしまうもので、劇場型の自責傾向のある人はわりと神経が図太かったりするんですよ。
メンタルが弱いわけではなくメンタルの問題にすり替えて楽をしているだけ、本当のメンタル勝負になる舞台はもっとずっと先にあるものなんです。
「失敗」はスタートライン
失敗は単なる新しいスタートラインだと思ってください、スタートの合図は謝罪、謝ったら一歩を踏み出すこと、その場でしゃがみこんでサボっている暇なんてありませんよ。
そもそも失敗とは成功に一歩近づくための教材ですからね、成功を目指している以上避けては通れないものなんです。何も成し遂げることができない人は失敗すらできません、失敗ができる舞台にいることは誇ってもいいんじゃないですかね。
大事なことは計画性、何を目指しどこに向かって行くのか、目的地が定まっていれば失敗なんて成功へのプロセスに過ぎません。
同じ失敗は二度しないように学び続けていくだけよ、成功は祝うものですが失敗は学ぶものですからね。
メンタルの問題にすり替えて学ぶことを忘れないように。
迷っても歩き続けなきゃその道はどこにも繋がらないんだぜ。