『更年期ってこういうこと図鑑』vol. 3

生活習慣の改善って、どうすればいいの? 見直したい3つのポイント

生活習慣の改善って、どうすればいいの? 見直したい3つのポイント

40代後半から始まるといわれる「更年期」。今まさに気になる症状が出始めたという人も、これからがちょっと不安という人も。まずは更年期について正しい知識を得ることからはじめてみませんか?

3月15日に発売された『更年期ってこういうこと図鑑』(宝島社)は、アラフォーから備える更年期対策におすすめの一冊。監修は石原新菜先生です。

今回、ウートピで本書の一部を抜粋して紹介。全3回で「更年期」について考えるきっかけとなるトピックスをお届けします。最終回となる第3回は生活習慣の改善について。わかっているけれど、何からはじめていいのかわからないという方は、紹介するポイントを見直してみるのはいかがでしょうか。

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自分の身体は自分でケア

更年期による身体の不調で治療を始めるとしても、それだけではなかなか効果が期待できません。

それは更年期の症状のほとんどが、生活習慣にも関わっているからです。必ず治療と生活習慣の改善をセットで行いましょう。

仕事や子育てで忙しいと、自分の食事がおろそかになりがち。それでも若い頃は身体が持ちこたえてくれましたが、女性ホルモンの働きが低下するとそうはいかなくなります。

身体は日々の食事でできています。1日3食、バランスのよい食事を摂るよう心がけ、摂りにくい栄養素はサプリメントなどで補ってもいいでしょう。

よい睡眠や適度な運動も欠かせません。良質な睡眠は自律神経を整え、不調の改善に役立ちます。

また運動はウォーキングなどの無理のないものでOK。適度な運動はメンタルケアにも役立ち、良質な睡眠にもつながります。

睡眠不足で免疫力が低下

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睡眠中に分泌される成長ホルモンは、細胞を活性化させる、代謝を促進するなど、身体を整える働きがあり、更年期を迎えた女性にもとても大切なものです。

睡眠には自律神経が深く関わっていて、身体を動かしているときに働く交感神経と、身体を休ませるために働く副交感神経のバランスが崩れると、睡眠不足などのトラブルにつながります。

睡眠時間は6〜7時間がよいとされますが、中でも成長ホルモンが多く分泌される最初の3時間にいかによい睡眠がとれるかがカギ。朝起きて太陽の光を浴びてから14〜16時間後に、睡眠を促すメラトニンというホルモンが分泌されるため、日中はしっかり光を浴びましょう。

さらに睡眠時に食事が消化された状態にして副交感神経を優位にするために、夕食は寝る4時間前までに済ませるなど、睡眠に向けてのリズムを整えることが大切です。

よい食事、よい運動、よい睡眠で自分を大切に

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『更年期ってこういうこと図鑑』(宝島社)1580円(税込)好評発売中

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