肌荒れ、かゆみを3つのツボでケア【鍼灸師が教える】

肌荒れ、かゆみを3つのツボでケア【鍼灸師が教える】

5月も半ばを過ぎると、花粉や天候、朝晩は乾燥、昼間は湿気など、気候の微妙な変化によって肌が荒れる、かゆい、乾燥するなどの悩みが現れます。そこで、鍼灸師で太子橋鍼灸整骨院(大阪府守口市)の丸尾啓輔院長に、これらの肌のトラブルをツボで緩和する方法を教えてもらいました。

ツボ押しで血流を促して皮ふの調子を整える

はじめに丸尾さんは、肌の調子とツボについて、こう話します。

「ツボを刺激して血流を促すと、肌荒れやかゆみ、乾燥を緩和して皮ふの調子が整いやすくなります。肌のトラブルを改善する腕、足、首の後ろにあるツボをそれぞれ紹介しますので、デスクワーク中や思い立ったときに押してみてください。

ツボの位置は個人差があります。次の位置を参考に、押したときにイタ気持ちがいい、あるいは違和感があるといった部分を探してください」

肘・膝・首の各ツボを刺激する

(1)ツボ・曲池(きょくち)

肘(ひじ)を曲げたしわの端にあり、池のように邪気が集まるツボとして知られます。東洋医学では、邪気が体内に入ってくると病気を引き起こすと言われています。そこでここを刺激し、血流を促しましょう。すると乾燥して手や腕にかゆみがある、またがさがさに荒れている皮ふの状態を改善します。

またこのツボは、肘の痛み、目の充血、肩こり、胃腸の調子、疲れ、だるさを改善するように働きかけます。

<ツボ「曲池」の位置>

200410_ウートヒ_かゆみ_丸尾氏01

    
肘を曲げたときにできる横じわの外側の端、くぼみの部分。左右にあります。

<刺激法>
反対の手のおや指で、強めにひと押し5~10秒を5~10回、くり返しましょう。

(2)ツボ・血海(けっかい)を刺激する

「血海」の「血」は字のとおり血液や血流、「海」は大量に集まるところを意味し、血が大量に集まるツボを表します。血流を改善し、肌のかゆみ、湿疹を抑えます。曲池とセットで刺激するとよりよいでしょう。また血海は、膝(ひざ)の痛み、むくみ、貧血、めまいなどの改善にも作用します。

<ツボ「血海」の位置>

200410_ウートヒ_かゆみ_丸尾氏02

膝のおさらの内側の上端から、おや指の幅3本分上がったところ。左右にあります。

<刺激法>
手のおや指でそっとひと押し5~10秒を3~5回、くり返しましょう。

(3)ツボ・大椎(だいつい)を刺激する

「大椎」は大きな椎骨(ついこつ)の重要な場所にあるツボを意味します。「大」は大切や重要を表し、「椎」は椎骨で、背骨の一つひとつの骨のことを指します。「大きな椎骨」という意味もあり、背骨の上から7番目にある骨を示します。

肌のかゆみ、炎症、にきび、吹き出物、湿疹などの改善に作用します。また、首や肩のこり、鼻血、胃腸の不調を緩和するツボとして知られています。風邪の初期にこのツボをお灸して改善を試みることもあります。

<ツボ「大椎」の位置>

200410_ウートヒ_かゆみ_丸尾氏03s

頭を前に下げたときにもっとも出っ張る骨のすぐ下のくぼみ。

<刺激法>
ひとさし指やなか指でこねるようにひと押し5~10秒を5~7回くり返しましょう。

曲池、血海はデスクワーク中などにあいている手で、大椎は休憩時などのふとしたときに手軽に刺激することができます。これらのツボ押しを継続して行っていると肌の調子のほか、肩こりや手足のこわばりも改善したように感じます。試してみてはいかがでしょうか。

(構成・取材・文 藤原 椋/ユンブル)

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