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また余計なこと言っちゃったかも…深夜の“一人反省会”がやめられない【DJあおい】

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コロナ禍で在宅勤務だったのですが、春から出社する機会も増えました。友人と食事したり出かけたりすることもぽつぽつ増えてきたのですが、人と会って喋るのが久しぶりすぎるせいかうまく話せないことが多く、帰宅したあとに「私、調子に乗って余計なこと言っちゃったな」「あの言葉は余計だったな」と振り返り、一人で「ウワーッ!!」となることが多いです。この前もお風呂に入りながら「ウワーッ!」となってしまい叫んでしまいました。他人はそこまで自分のことや自分の発言なんて気にしないと分かっているのですが……一人反省会をするたびに人間関係って難しいなとストレスに感じています。何か対処法があれば知りたいです。

目上の人と友人同士のコミュニケーションの違い

例えばそれほど面識のない人だったり、目上の人であったりする場合、コミュニケーションを図る際には「何をどう答えればいいのか」ということに意識が向きますよね。

受け答えの最適解を探して、都度着地点を決めてから言葉でアウトプットする感じ。

あくまでも「解答」がコミュニケーションの主体になっているので失言は少なくなるんです。

これが気心の知れた関係になると、「解答」よりも「間」が主体のコミュニケーションになるんですよね。

「何を言うのか」ではなく「どう間を埋めるのか」ということに意識がいきがち。

妙な間を空けないために脊髄反射で言葉をアウトプットしてしまうため、後になって「なんであんなことを言ってしまったんだろう」と失言を後悔することが増えてしまうということです。

でもまぁ友人同士のコミュニケーションなんてリズム&ブルース。

もっと言えばEDMやハードコア。

グルーヴ感を楽しむものであって、歌詞なんてお互いにあまり気にしていないと思いますけどね。

「マジで言葉を返す3秒前」を意識して

それでも失言癖を改めたいと思うのなら『間』を空けることです。

解答が主体のコミュニケーションの間は約3秒と言われています。

言葉を受けてから言葉を返すまで約3秒の間があるということ。

言葉を返すほうとしては「え!? 3秒も!?」と思うのかもしれませんが、言葉を受け取る側としては3秒という時間はそれほど長い時間とは思いません。

むしろ落ち着いた話ができるゆったりとした良い間だと感じるのが3秒という間。

何を目的にして何を着地点にするか、漂流のコミュニケーションにならないように、ちゃんと目的地をナビに入力して言葉を発すること。

それを心掛ければ自然と3秒という間が空き、本当の意味でのコミュニケーションが図れるようになり、それに伴い失言もなくなるはずです。

リズム&ブルースのようなノリノリのコミュニケーションも楽しいかと思いますが、ゆったりとしたアダルトなジャズやボサノバのようなコミュニケーションも、歌詞に趣があっていいのではないでしょうか。

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そもそも「仕事がデキる」ってどういうこと? “人生のパイセン”DJあおいさんに、悩めるアラサー女子のボヤきにお付き合いいただきます。

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