「飛行機の中で出会って結婚しました」
こういうエピソードは、フライトアテンダントとファーストクラスの客という組み合わせでは、よくあることらしい。
以前、上司のお姉さんがフライトアテンダントをしていた人で、やはり彼女もお客だった御曹司とファーストクラスで出会い結婚したという話を聞いたことがある。
筆者も飛行機での旅が多い方だが、まず飛行機で隣り合わせた人が嫌な人でないかがいつも気になる。もしいい感じの人であったとしても仲良く話をしようという気には全くなれない。それは相手が外国人でもそうだし、日本人であればなおのこと気をつかってしまって疲れるからだ。
飛行機の中で出会ったものの、連絡先を聞きそびれてしまった
アイルランド人男性のジェイミーさん(24)は、バルセロナからダブリンへの飛行機の中で隣り合わせたカナダ人女性のケイティーさん(27)と運命的な出会いをする。
フライト中話が弾んだ二人は、Facebookの連絡先を交換することも可能だったのに、若さ故の不慣れか、ジェイミーさんは彼女の連絡先を聞きそびれてしまったのだ。
飛行機を降りて空港で彼女を探すが時既に遅し。この後、彼は友人らの手伝いもあり、ツイッターを使った「ケイティーさんを探せ」プロジェクトは始動することになるのだ。
ツイッターで「ケイティーさんを探せ」作戦を開始
ジェイミーさんはこう語る。
「ラスト・ネームを知らなかったので、Facebookでは彼女のことは探しだせなかったんです」
ツイッターで「#FindKatie」(ケイティーを見つける)、「#LoveatFirstFlight」(フライトでの恋)というハッシュタグをつけ、彼女を探す作戦をスタートする。
実際に投げかけられた内容はこんな風だ。
あなたの名前は、カナダに住むケイティーですか? アイルランドを旅行中ですか? ジェイミーという青年に会った人ですか?
カナダ人で茶色い髪の毛で、お母さんとアイルランドを旅している女性を探しています!
ラジオで告知し、妹のツイッターにつながり、再会を果たす
この現代版ラブストーリーが話題を呼んで、ジェイミーはアイルランドのラジオ番組に出演するまでにいたり、彼女を探していることを告知することになる。
ラジオでの告知も手伝ってツイッターはカナダまで広がり、ケイティーの妹が彼らのツイッターにつながり、ケイティーさんを発見するに至ったのだ。
ケイティーさんはこう語る。
「2か月間、母とヨーロッパを周遊していたときに彼と出会ったのです。話好きの私は、彼と色々な共通点があって話が弾んだのも覚えています。まさかまた彼と再会するなんて思ってもみませんでした」
後に再会を果たした若い二人は、アイルランドで夕食のデートを楽しんだという。
あなたはこのラブストーリーをどう思うだろうか? こんな出会いがあなたにもあり得ると、ときめくだろうか? 面倒だからといって、ちょっとした人との会話を避けていては、いつどこにころがっているか分からない出会いを見過ごしてしまうのかもしれない。