年末が近づくにつれて夜の街に増えるのが、居酒屋からカラオケへ騒がしく移動する人々。学生も社会人も、男女入り混じったグループのカラオケには、さまざまな思惑が渦巻いているものである。女性としては、気になる男性に自分をアピールする絶好の機会である反面、選曲を一歩間違うと「男を落としたい」感が周囲にダダ漏れになってしまう可能性もある。「あざとい…」とひかれてしまうのは誰の歌なのか?
カラオケで女が歌うと「男を落としたい」感が出過ぎるのは?
20~30代男女に聞いた、「男を落としたい」感がまる見えのアーティストのアンケート結果はこちら。
【1位】大塚愛…46%
【2位】AKB48…38%
【3位】aiko…30%
【4位】西野カナ…23%
【5位】Every Little Thing…15%
「大塚愛のさくらんぼは、ふだんそういうキャラじゃない子が歌うと驚く。ちょっとあざといなあと思う」(29歳男性)、「女同士でカラオケに行ったときは一度も歌ったことがない大塚愛を、男性がいると歌う女友だちにイラッとした」(24歳女性)など、大塚愛にあざとさを感じる男女が多数。
次いで、現在「盛り上がる曲」の代名詞ともいえるAKB。こちらはPVがポイントらしい。「AKBのヘビーローテーションとか、PVがやたらセクシーな曲を入れると、男性陣の口数が減る。あえてPVを入れるところを見ると、意識してるな~と思う」(33歳女性)、という意見のほか、「AKBやももクロは、あえて自分では入れません。だいたい歌ってって言われるから。もちろん練習はしておくけど、あんまり気乗りしない感じで歌うほうが有難がられるし」(28歳女性)という上級者も。
3位のaikoに関しては、女性の方が鋭い反応を示すようだ。「aikoを選曲する人はみんな下心がある。男性が思う“女の子のかわいいしぐさ”が歌詞にちりばめられているから、顔がかわいくなくても“かわいい雰囲気”を演出できる(31歳女性)
ちなみに、アーティスト以外では「女性ボーカルを歌い切ったと思った矢先、アニソンを入れて“私そっちもイケますよ”“男の趣味へも理解あります”的なアピールはちょっとイラッとする」(22歳女性)などの声もあがった。
アンケート全体の傾向としては、女性はほぼ全員が「女性の選曲に何らかのあざとさを感じた」と回答した一方、約半数の男性が「特に“あざとい”エピソードが思いつかない」と答えている。女性陣に多少イラッとされても、「約半数の男性」に照準を絞り男ウケに徹する…というのも、潔い女の態度なのかもしれない。
(文=編集部)