もうすぐバレンタインデー。
この季節になると「本命チョコ」「義理チョコ」という言葉もたびたび耳にします。
2月1日付の日本経済新聞では有名チョコレートブランド「ゴディバ」が「日本は、義理チョコをやめよう」という広告を掲載し、話題になりました。
「義理チョコ」と言うとその名の通り、仕事の一環で「仕方なく」贈るイメージもありますが、職場でのバレンタインの実態はどうなっているの?
そこで、社会人女性向け情報サイト「マイナビウーマン」が20代~30代の働く女性に「バレンタイン」に関する意識調査を実施しました。
8割以上の女性がチョコを「買う」と回答
まず、「バレンタインデーにチョコレートを買いますか?」という質問には、84.1%の女性が「買う」と回答。渡す相手は、「夫・彼氏(57.1%)」がトップで、「親(25.0%)」、「男性の上司(21.0%)」の順となりました。
職場でのバレンタイン、7割が「アリ」
「会社でチョコレートをあげるのはアリだと思いますか?」という質問には71.0%が「アリ」と回答しました。一方で、会社で「義理チョコ禁止」のルールがあると回答したのは、13.9%でした。
多くの職場でバレンタインが習慣になっていることをうかがわせる結果となりました。
“忖度チョコ”の経験は…
さらに、バレンタインで忖度(他人の気持ちを推しはかること)をした経験があるかを聞いたところ、25.0%が「ある」と回答。
具体的には、「女子社員全員で、男性社員全員の物をお金を出し合って購入するが、社長だけは別で皆で用意する」(36歳)、「毎年の慣例みたいになってるので、期待されてると思って渡す」(26歳)、「冬になるとやたらチョコレートの話題ばかり出す上司がいたので、女性職員全員で協力して準備した」(38歳)というエピソードが飛び出しました。
調査を実施した「マイナビウーマン」は「会社の人間関係に悩みがちな働く女性。さぞかし職場でのバレンタインの慣例にもうんざりしているのかと思いきや、7割の女性が、会社でのチョコのやり取りに肯定的という結果に。コメントでは『目上の人にはすこし良いものをあげる』など人間関係を円滑にする“ツール”として、チョコを活用している姿が浮き彫りになりました」とまとめています。
バレンタインの義理チョコについて思うところは人それぞれだと思いますが、「あげる」と決めたらたとえ義理チョコでも気持ち良く贈りたいもの。普段あまり話せない人との会話のきっかけにしたり、日頃の感謝を伝えたりとせっかくの機会を活用したいですね。
<調査概要>
調査方法:インターネット調査/調査期間:2017年12月11日(月)〜12月20日(水)
調査対象:マイナビウーマン会員(22~39歳の働く女性)
回答者数:252人
(ウートピ編集部)