転職活動が活発化するこのシーズン。
実際に、転職活動中の人や、すでに内定をもらった人もいるはず。でも、新しい環境に飛び込む時は、不安があったり、前職との違いに悩んだりするものですよね。
株式会社リクルートキャリアは、転職情報サービス「リクルートエージェント」の登録者1343人を対象に、転職者が「入社後に戸惑ったこと」をアンケート調査しました。今回はその結果の一部をご紹介いたします。
1位はダントツで…
転職と言えば、同業種で移るか、ゼロからのチャレンジとして異業種に飛び込んでみるかも、大きなポイントとなりますよね。
そこで最初に、同業種に転職した人、異業種に転職した人のそれぞれに「転職後に戸惑ったこと」を聞いてみました。
同業種に転職した人、異業種に転職した人も、1位は「前職との仕事の進め方ややり方の違い」、2位は「社内や業界用語等、専門知識が分からない」がランクイン。3位は「職場ならではの慣習や規範になじめない」でした。
TOP3の項目を見てみると、自分が慣れ親しんできた環境とのギャップに関するものが占めているようです。入社後は、そうしたギャップがあるという前提で、周囲と細かなすり合わせをしていくことがポイントとなりそうです。
キャリアアップに前向きな女性
次に、男女別で調べてみました。
1位は「前職との仕事の進め方ややり方の違い」ですが、2位以下の、「入社後のキャリアパスが描きづらい」「職場ならではの慣習や規範になじめない」「社内や業界用語等、専門知識が分からない」「離職する人が多い」 の4項目は、男性に比べると5ポイント以上高い結果に。
福利厚生面など待遇を気にする声より、キャリアアップに前向きであるがゆえに戸惑いを感じる傾向にあるようです。
30歳を目前に異業種にチャレンジ
最後は年代別で見てみましょう。
年代別で見ても「前職との仕事の進め方ややり方の違い」が1位ですが、注目ポイントは、30歳未満の求職者では「社内や業界用語等、専門知識が分からない」という項目が、他の年代に比べて5ポイント以上高いこと。30〜34歳の求職者も「社内や業界用語等、専門知識が分からない」との回答でも、30ポイントを超える高い数値が出ました。
30歳になる前に異業種にチャレンジしようと転職する人も多く、新しい職場で専門用語や専門知識に触れ戸惑う人が少なくないと言えそうです。
新しい環境で、新しい同僚と仕事をすることには、いろいろなストレスが伴うもの。企業側も、条件面だけではなく、転職後の日々の仕事の進め方も含めて転職者とすり合わせることが大事と言えそうです。
【調査概要】
実施期間:2017年9月25日(月)〜9月30日(土)
調査対象:株式会社リクルートキャリアの転職エージェントサービス「リクルートエージェント」の登録者で、何らかの手段で2017年1月〜2017年7月の期間に転職をした人
回 答 数:1343名
調査方式:webを使ったアンケート