年末のボーナス支給も終わり、転職活動が活発化してくるこの季節。ウートピ読者の中にも、転職を考えて動き始めようと考えている人、すでに動き始めている人もいるのでは?
株式会社リクルートキャリアは、転職情報サービス「リクナビNEXT」に登録している働く男女を対象にアンケート調査を行いました。
そこから見えた、転職活動者が企業に求める情報とは?
企業に開示してほしい情報
最初に、年収別に「求人情報等、企業に開示してほしい情報は何ですか?」と聞いてみました。
すると、どの年収帯でも1位は「配属される職場の仕事内容やミッション」でした。すべての年収帯で60%を超えてダントツです。
年収帯別に細かくグラフを見てみると、年収600万円以上の人は、「会社・団体や組織が目指す戦略や目標」も他の年収帯の人に比べて高く、俯瞰的な視点で仕事に取り組もうとする姿勢が見て取れます。
同時に、年収400万円未満の人、400万円〜599万円の層は、年収600万円以上の人と比べると、「勤務時間、休日休暇等の詳細情報」も求める傾向にあるようです。自分の中で仕事とそれ以外のバランスを模索していると言えそうです。
職場長と直接会話ができる場が欲しい
次に年収帯別に「面談・面接の際に要望したいこと」を聞いてみました。
1位はどの年収帯も「配属される職場長と直接会話ができる場の設定」でした。自分が働く部署の職場長からは仕事の面でかなり影響を受けるもの。その人のビジョンや人物像をあらかじめ把握しておきたいと感じている人が多いのもうなずけます。
また、年収帯が上がるほど「経営者と直接会話ができる場の設定がほしい」と感じる傾向にあることも明らかとなりました。
30歳代以下の特徴は?
続いて、先程の質問事項について、30歳代以下の求職者の特徴を見ていきましょう。
30歳代以下では、企業に開示してほしい情報として「入社後のキャリアパス」や「教育や研修等のサポート体制」を挙げる人が多いことがわかりました。
入社数年後の自分の姿をうまく思い描けるかどうか、入社後のサポート体制が整っているかどうかを気にする人が多いようです。転職後のミスマッチを防ぐためにも、事前に企業側に確認しておきたい点ですよね。
職場メンバーと直接会話ができる場が欲しい
最後に、30歳代以下の人が「面談・面接の際に要望したいこと」を見てみましょう。
調査の結果、30歳代以下では「配属される職場メンバーと直接会話ができる場の設定」を求める傾向が、他の年代に比べて高いことがわかりました。
一緒に働くメンバーによってもモチベーションは左右されるもの。入社前から部署全体の雰囲気を把握したいという人が多いのかもしれません。
【調査概要】
実施期間:2017年9月26日(火)~9月30日(土)
調査対象:株式会社リクルートキャリアの転職情報サービス「リクナビNEXT」の登録者で、2017年9月に、転職活動を行っていた者
回答数 :1181名
調査方式:webを使ったアンケート