長期休暇を取りやすいこの時期は、国内外へ旅行する人も多いはず。一人旅、女子旅、家族旅……旅のパートナーはさまざまですが、2014年の温泉法改正もあり、妊婦の温泉入浴が問題ないとされるようになったことで、妊娠中の旅行(マタニティ旅行)への注目も高まっています。
妊婦もリフレッシュが大事……とはいえ、旅行中にトラブルが発生し、見知らぬ土地で出産や治療を行うケースも出てきているといいます。
このたび、オンライン総合旅行サービス「DeNAトラベル」を運営する株式会社DeNAトラベルが、20歳以上の男女1371人を対象に「マタニティ旅行」に関する調査を実施。妊娠経験のある65%の人が「経験がある」と回答しました。
旅行中の妊婦を見かけたことがあるが65%
まず、「旅行中の妊婦を見かけた経験はありますか?」という質問に、過半数の64.6%の人が「ある」と回答しました。
また、妊娠経験がある人に対し、「マタニティ旅行をした経験はありますか?」と聞いたところ「ある」と回答した人が過半数を超える65.0%となりました。
マタニティ旅行をした理由の第1位は…
続いて、マタニティ旅行の経験者に理由を聞いたところ、第1位は「体調が安定していた」(69.4%)となりました。2位と3位は僅差で、「事前の準備をしっかりすれば問題ないと思った」(39.1%)、「子供が生まれたら行けないと思った」(35.4%)となりました。
マタニティ旅行に賛否
すべての回答者に「マタニティ旅行についてどう思うか」聞いたところ、「妊娠週数や行き先、泊数など条件によっては賛成」という意見が、最多となりました。
回答者の属性別で見ると、妊娠経験あり女性が52.8%と過半数を超える一方で、男性が46.5%、妊娠経験なし女性が40.1%と約10ポイントの差がつきました。
また、「いつでも反対」と答えた人は妊娠経験ありの女性が、5.8%だったのに対し、妊娠経験なしの女性は16.0%になり、妊娠経験の有無で回答に差が見られました。
それぞれの理由は?
賛成派、反対派それぞれに聞くと、「いつでも賛成」は「ストレス発散になる」「海外ではメジャーである」などの理由があげられ、「条件によって賛成」では「飛行機は止めた方がいいけど、国内旅行はストレス発散になるから良い」といった意見が多く出ました。一方、「いつでも反対」と回答した人では「妊娠期の体調はいつでも急変する」「万が一の時、現地の人や他人に迷惑がかかる」といった意見が大半を占めました。
【調査概要】
※DeNAトラベル調べ
調査タイトル:「マタニティ旅行ケート調査
調査対象:20歳以上の男女1371名
調査期間:2017年12月19日(火)~12月21日(木)
調査方法:インターネット調査
調査主体:株式会社DeNAトラベル
※本アンケート結果は「マタニティ旅行」を推奨するものでも否定するものでもありません。