女性が生活の中で感じる「3大不調」と「運動不足」には関係がある?

できるならしたいけれど、なかなか時間が取れない運動。
化粧品・食品大手メーカーの株式会社ディーエイチシーは、全国に住む20歳から59歳の女性400人に健康と運動に関する意識調査を実施しました。
その結果、全体の7割以上の女性が運動する時間が不足していると回答。中でも運動に時間を割くことができない20代〜30代の女性に、免疫が高齢者のように落ちやすい“免疫老化”の傾向が見られました。
日常生活で感じる「3大不調」
自身の生活について、どのような悩みを持っているかという質問したところ、「運動する時間が不足している」が72.5%で最多となりました。続いて、「日常的にストレスを感じている」(64.8%)、「疲労が取れない」(64.0%)、「睡眠が十分に取れない・睡眠の質が悪い」(60.1%)と、体の不調についての悩みがそれぞれ60%を超えました。
不調を感じたタイミングは「年齢」と「就職」
体の不調を感じ始めたタイミングについて聞くと、「なんとなく不調なことが多い」「風邪など病気になりやすくなったと感じる」「体力が衰えてきた」「疲れが取れなくなったと感じる」といった調査項目で、「年齢の境目・就職・出産」など人生の節目のタイミングを上げる人が多いという結果になりました。
運動している女性としていない女性の差とは
「1か月に1回以上運動を行う人を定期的な運動実施者」と定義して、自身が実際に定期的に運動をしているか聞いたところ、全体の37.8%が定期的に運動を行っていると回答しました。
また、定期的に運動をしていると回答した人を対象に、運動を始めた時期と効果を聞いたところ、1年以上前から継続的に運動をしていると回答した人が66.9%となりました。
さらに、63.6%の人が健康改善効果を実感しているという結果になりました。
運動不足の現代人女性は“免疫老化”の傾向にある?
調査の結果に関して、石川正明薬学博士は「運動不足の結果として、『日常的なストレスの蓄積』『疲労が取れない』などの悩みが上位を占めていることも考えられます。これらの悩みと免疫は非常に密接な関係で、顕著な運動不足状態の現代の女性は、高齢者のように免疫が落ちやすい“免疫老化”の傾向があると考えられます」と指摘。
忙しい日常生活の中では現実的に時間が取れないことにも理解を示し、「日常生活における食事などでも免疫力を高くすることができます。その他にも有機ゲルマニウムの経口摂取なども効果的な方法として挙げられます」と対策を紹介し、「これから本格的に始まる冬は特にウイルス感染などのリスクも非常に高まるため、対策をする必要性が非常に高まってきます」とコメントしました。
■調査概要
性別 :女性
人数 :400名
年齢 :20〜59歳
エリア :全国
割付 :有識者
調査方法:インターネット
調査期間:2017年10月