みなさん、こんにちは! (社)日本フードアナリスト協会2013年度「食のなでしこ」の谷口信江です。
暑い日が続いていますね~。こんな時期は、長い時間火を使った調理はなるべく避けたいもの。今日は調理時間の短縮になって、しかも疲労回復・滋養強壮・美肌にも効果がある「ニンニク」を使った、とっておき作り置きレシピをご紹介します。
これさえあれば調理時間を1/5に短縮できる、お役立ち常備調味料。今回はこちらの3種をご紹介します。
■ガーリックオイル
■バーニャカウダソース
■にんにく醤油
【ガーリックオイル】
イタリアンのシェフから教えていただいた秘密のレシピです。とはいえ、作り方はいたって簡単。一行レシピです。
【1】ニンニクをみじん切りにして、オリーブオイルを加える
実は…これだけです。ほとんどのメニューにニンニクを加えるイタリアンレストランでは、そのつどニンニクをみじん切りにするのは大変なこと。事前にガーリックオイルを作っておくと調理時間が短縮されるため、毎日の調理に欠かせないとのことです。
私はこのガーリックオイルの作り方をシェフにご伝授いただいてから、ニンニク30個位をまとめて作り置きするようにしています。少し時間のある時に使い捨て手袋をして、皮をむき、ひたすら刻みます。包丁を使うので手袋は手にピッタリしたものをお使いくださいね。
少し手間のように感じますが作ってしまえばとっても便利な究極のひと瓶!ビデオなどを見ながら作業すると楽しく作れますよ。
私は一応冷蔵庫保存をしていますが、オイルに漬かっているので日持ちします。香りも色も変わらず切りたての風味のままです。みじん切りの手間が省けるので下準備の時間が短縮でき、料理の幅も広がりますよ~。手放せないひと瓶です。
【バーニャカウダソース】
牛乳を使った臭み抜き、湯でこぼしもしない私流簡単バーニャカウダです。
【1】ニンニクの皮をむき、ひたひたのオリーブオイルで柔らかくなるまで煮る
【2】アンチョビを好みの量加えて、フードプロセッサーでペースト状にする
実はこのソース、牛乳や生クリームなどを使っていないので日持ちするのです。先程のガーリックソース同様、私はビンに入れて冷蔵庫に常備しています。
召し上がる際に、お好みで生クリームやマヨネーズ等を加えて味の変化を楽しみましょう。生野菜はもちろん、パスタのソースやちょっとお醤油を加えてお肉や魚のソースとして添えても相性抜群です。
【にんにく醤油】
【1】ニンニクの皮をむき半分に切って芯を取り除く
【2】ニンニクがかくれる位の醤油に漬ける。3日程で出来上がり
酢に漬けた「にんにく酢」もおすすめです。酢の場合は1日でOKです。ビクトリアンシークレットモデルがおやつに食べる「クコの実」をみりんに漬けた「クコみりん」は2日で完成します。
この漬けるだけの「にんにく醤油」「にんにく酢」「クコみりん」などをお料理の隠し味に使うだけで簡単なお家薬膳、デトックスメニューになります。
今日ご紹介のニンニク。健康増進に役立つ食材として世界中で愛されていますが、本当に多くの優れた効能があるのですよね。抗菌・殺菌作用もあり「野菜の王様」との別名もあるほどです。
☆脂肪が燃焼されダイエットの効果がある
☆新陳代謝が促進され美肌・美髪効果も期待
☆動脈硬化予防
☆がん細胞が増えるのを防ぐ、など
万能薬とも言われるニンニクですが、優れた効能を得るには毎日継続して少しずつ体に取り入れることが大切です。
毎日食べるのはなかなか難しいという方が多いのですが、今日ご紹介の「お役立ち調味料」を常備していれば、簡単に美味しく摂取できます。
今回はこの時期大活躍の、調理時間短縮&アレンジ自在の手作り常備調味料のご紹介でした。美味しく健康的なメニューで暑い夏も免疫力アップ! どうぞ美しく、元気にお過ごしくださいませ。
文:谷口信江
国内大手航空会社客室乗務員を経て、リサイクルショップ経営。雑誌掲載など人気を博するが出産を機に専業主婦となる。子育てが一段落した近年は読者 モデル、横浜中華街イベント審査員などの活動をはじめる。40代で東京コスメテックコレクションアワード受賞、コスメデコルテアンバサダーに選ばれ話題と なる。2013年度食のなでしこに選出され現在ライター活動ほかTV、ラジオ等で活躍中。