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ストレス解消の味方☆「コーヒー」をもっと楽しむ方法

ストレス解消の味方☆「コーヒー」をもっと楽しむ方法

みなさま、お久しぶりです! 2013年度「食のなでしこ」の星野慈(ホシノメグミ)と申します。

 

私は現在、東京都内のとある大学病院で、駆け出しの内科医として働いています。なにかと忙しいけれど、たくさんの方と出会うことが出来る幸運に感謝 する毎日です。ただ…それでもやはり、肉体的・精神的に疲れやストレスが溜まると、「もう限界!」となってしまうときもあります。

 

特に女性の場合は、ホルモンの周期的な変動があるために、どうしても感情のコントロールができないほどストレスを感じてしまうことがあります。

 

■女性の美しさには「ストレス解消」が欠かせない!
以前、大豆のコラムでも触れましたが、女性が美しくあるための絶対条件は「内面美」だと思います。「内面美」は心の安定と豊かさの現れでもあります。

 

だから、美しさを求める女性は、ストレスを上手に解消する方法をいくつか持っている必要があります。これは、美しさを維持するという意味でとても大切なことです。

 

実は私も、月経前の精神的な不安定さに長い間悩んできました。いまだに、少しでもこの不安定さを解消する方法を探しています。その中で、手軽に出来て続けられるストレス解消方法のひとつを紹介します。キーワードは「コーヒー」です。

ストレス解消の味方☆「コーヒー」をもっと楽しむ方法

■ゆっくりコーヒーを楽しもう
みなさんはコーヒー、好きですか? 最近はおしゃれで手軽なファストカフェや、オーガニックカフェ、さらに夜遅い時間まで楽しめるカフェなど、さまざまな 場面でコーヒーを楽しむことが出来るようになりました。エスプレッソマシーンを購入して自宅でカフェを楽しむ方も増えているようですね。でも、多忙なみな さんの中には、「カフェが空いている時間には帰ることが出来ない!」「家にエスプレッソマシーンを置く場所なんてない!」という方も多いのでは?

 

■気分によって豆を変えてみる
そこで、手軽にコーヒーを楽しむ方法として、気分によって豆を変えることをおススメします。コーヒーの味わいは、酸味と苦みで分類されます。

 

☆疲れがたまってリフレッシュしたいとき…
酸味が強く爽やかなキリマンジャロのフレッシュな風味がぴったり合います。

 

☆休日にリラックスしたいとき…
酸味も苦みも弱く、甘い余韻が残るブルーマウンテンやコナなどをスイーツとともに味わいます。

 

☆今日は頑張るぞ!という勝負の日…
マンダリンの苦みとコクできりっと気持ちを引き締めています。

 

■コーヒーは眠れなくなるってホント?
ちなみに、コーヒーは眠れなくなる、身体に良くないと思っていらっしゃる方も多いのでは?

 

確かにコーヒーに含まれる「カフェイン」という物質には神経を興奮させる作用があり、眠りが浅くなります。ただ、この効果が出るまでには、飲んでか ら15~30分程度の時間があります。これを利用すると、昼寝の直前にコーヒーを飲むことで、午後の仕事の能率が格段にあがるとされています。

 

■まだまだあるコーヒーの効果
そして睡眠とは別の効果として、コーヒーにはある種の「がん」や「うつ病」、さらには一部のホルモンの分泌を抑えることで「糖尿病」を予防する効果もある そうです。さらに、女性には嬉しい効果もあります。コーヒーにはよく言われている脂肪燃焼効果とともに、小腸での脂肪の吸収を抑える効果があるそうです。 油分の多い食事のあとにコーヒーを飲むことは、体型維持にも良さそうですね。

 

■ただし、摂りすぎは良くない
ただ、摂りすぎは胃潰瘍や一部の婦人科系の病気のリスクになるようですので、1日3~5杯程度が適量です。また、妊娠中は胎児に影響を及ぼす可能性があるので、妊娠中の方は飲まないようにしましょう。

 

■カフェインの量は「インスタント>豆」
ちなみに、インスタントコーヒーとコーヒー豆そのもののカフェインの量を比べると、同じ量ではインスタントコーヒーの方が圧倒的に多くのカフェインを含みます。

 

つまり、会議の前、試験の前など、脳を活性化させたいときにはインスタントコーヒーをさっと味わう。逆に会議の後、試験の後などリラックスしたいときにはコーヒー豆からコーヒーを煎れる。こんな飲み分けをするのも面白いですね。

 

身体のことを少し理解して、良いことを取り入れる。より美しい自分を手に入れましょう!

 

文:星野慈(ホシノメグミ)

星野慈(ホシノメグミ)

都内大学病院の糖尿病・代謝・内分泌内科医師。幼少期をカナダのトロントで過ごす。帰国後、某パンクバンドでギターボーカルとして数々のライブ活動をこな す。大学在学中より食品に対して興味をもち、現在は医師、読者モデル、ラジオパーソナリティ、ライター、バイオリン奏者として活躍中。

 

日本フードアナリスト協会

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