「白砂糖」とシミ・そばかす・憂鬱・やる気不振…驚きの関係

こんにちは! (社)日本フードアナリスト協会 2013年度食のなでしこの井上ココです。
前回は、私が海外でモデルをしていた時に学んだ「やせない人に限って食べていない!?」という驚きの実体験。そして「農薬の危険のしわよせは… 私がオーガニックを選んだ理由というこちらも実際オーガニック綿花の畑へ行った時に感じたことをお話させていただきましたが、今回は私も含め、女の子なら大好きな方も多いのスイーツのお話。その中でも白砂糖にクローズアップしてお話しさせていただきます。
■白砂糖のとりすぎが引き起こす意外な作用
最近元気が出ない。やる気が起きない。急に落ち込んだり、少しの事で興奮して怒ったり…。一見、白砂糖とは何も関係がないように感じる心のみだれですが、 実は白砂糖をとりすぎると太ってしまうだけでなく、そういった感情の変化が激しくなり、内臓も弱らせてしまうんです。
■糖分が体の中で分解されるしくみ
糖分を大まかに分けると、「単糖類」「二糖類」「多糖類」の3つになります。 人は糖類を含んだ食品を食べると、血液の中に吸収するために小さくしようとするので、体内で分子が繋がっている部分をバラバラに切り離し、単糖(ブドウ糖)に分解します。
単糖類、二糖類は分子が少ないので結果すぐにバラバラになり、 多糖類はたくさんの分子が繋がっているので簡単にバラバラにならず、時間がかかります。
■すぐに分解されて使われてしまうと、落ち込む?
と、何をいっているのかイマイチしっくりこない方も今から重要なお話をさせていただくので、もう少しお待ちを。 そう、先程のバラバラになる時間が問題なんです。
この時、白砂糖の主成分は二糖類に分けられるので、すぐにバラバラになってしまう。 そして時間をかけずにバラバラになった物は素早く血液に溶けて、体内の細胞に配られてエネルギーとして使われます。 すると急激に血糖値が上がりテンションも上がります。
ですが、上がりすぎると身体に悪いので、身体がそれを下げようと膵臓からインシュリンを出し、1時間もすると血糖値が下がってテンションも下がってしまいます。 ということは、砂糖を取るとすぐにテンションは上がりますが、落ち込む速度も速くなるというわけなんです。
■急激なアップダウンで気分が不安定に
私もそうでしたが、甘いお菓子をカバンや会社のデスクに置いていないと不安になる現代人が多いのは白砂糖を食べる事で起こる急激なテンションのアップダウ ンなのではないでしょうか? 下がったときにまた気分を取り戻そうと、すぐに砂糖が欲しくなる。こうして白砂糖地獄にはまっていく…。
■シミやそばかすも
しかも、女の子に大敵なシミ、ソバカス。単糖類や二糖類を取り過ぎると、余った糖類を身体が外へ出そうとして、それが肌に黒いシミやソバカスを作っていくんです。
■多糖類を選ぶと身体にいい?
でも甘いものはどうしてもやめられないのが乙女心。多糖類のものなら分解に長い時間がかかるため気分のアップダウンが少なく、身体にも良いので、できればそちらを選択したいもの。主な多糖類としては以下があげられます。
・精製していない甜菜糖
・メープルシロップ
・米アメ
・麦アメ など
私もやはりお菓子は大好きなのですが、今まで多糖類を使った安心して食べられるお菓子がなかなか無かったため、「食べてキレイになること」をコンセプトに独自のお菓子を開発しています。
私のお菓子は、白砂糖・乳製品・卵・化学調味料を一切使用せず、ハトムギ・玄米粉を使用。「cocorobi」というブランド名でマフィンをモトヤエクスプレスで販売中です。もしよろしければぜひ一度お試しになってみてください。
文:井上ココ
東京、NY、ロンドン、ミラノ、パリコレクションなど様々なコレクションに出演。世界的フォトグラファー、サラムーンとの仕事を機に海外でファッ ションモデルとして活躍。帰国後中島デコ氏の元で、無農薬野菜農法、自給自足生活を学ぶ。独自で開発した「食べるエステcocorobiマフィン」を TOPSHOPラフォーレ原宿とコラボ。現在モトヤエクスプレス代官山、表参道、渋谷店、骨董通り美人、楽天などで販売している。(社)日本フードアナリ スト協会 2013年度「食のなでしこ」受賞