FacebookやInstagramなどSNSはもはやインフラ。まわりを見渡しても、みなさん様々なSNSを使い分けています。
「SNS疲れ」という言葉も生まれて久しく「まだSNSで疲れてるの?」と言われそうですが、このほど働く女性のための情報サイト「マイナビウーマン」が同サイト会員の女性263人に対して実施した調査によると、「投稿メインの人」より「閲覧メインの人」のほうがSNS疲れをしているという結果になりました。
「イラッとした」ことが多いのは…?
まず、SNSの使い方について聞いたところ、「閲覧メイン」と答えたのは60.5%、「投稿メイン」と答えたのは39.5%でした。それぞれに「他人のSNSにイラっとした経験があるか?」を聞いたところ、「閲覧メイン」の人は60.4%、「投稿メイン」の人は33.7%が「イラッとしたことがある」と回答。「閲覧メイン」の人のほうが、「投稿メイン」にしている人よりもイラっとした経験が多い結果となりました。
疲れていても「ついチェックしちゃう」
「SNS疲れしていますか?」という質問については、「閲覧メイン」の人は42.1%、「投稿メイン」の人は23.1%が「SNS疲れをしている」と回答。さらに、「閲覧メイン」の人の41.5%、「投稿メイン」の人の26.9%が「SNSに疲れてもついSNSをいじってしまう」と回答しました。特に「閲覧メイン」の人にとっては、SNSに疲れていてもチェックがやめられないという状況が余計ストレスや疲れを生んでいるようです。
投稿を控えるのは…
「他人の目を気にしてSNSの投稿を控えたことがあるか」という質問については「控えたことがある」と答えたのは「閲覧メイン」の人では32.1%、「投稿メイン」の人では17.3%でした。
投稿を控えた写真について自由回答で質問したところ「彼とデートしてる時の食事を投稿しようとしたが、彼がちょっと写ってる写真だったので止めた」(24歳/事務系専門職)といった声のほか、「USJに旅行に行って撮った写真が軒並み美人に撮れていた。投稿しようと思ったが、そもそも平日に休みが取れていることとか、彼氏と旅行に行っていることとかリア充感満載な内容に思えたので、投稿を控えた」(35歳/事務系専門職)というせっかくの幸せな瞬間も他人の目が気になるあまり載せられないというちょっと気の毒な回答も寄せられました。
閲覧メインのほうが「自意識高い」?
調査を実施したマイナビウーマン編集部の桑野好絵さんは「投稿メインの人のほうが『自意識が高い』と思われがちですが、他人からどう見られるかという不安から、閲覧メインの人のほうが意外と『自意識が高い』とも言えます。自分の生活の中にある『いいね!』の瞬間を『自分のために』切り取るツールとして使える人が、上手にSNSと付き合っている人なのかもしれません」と結んでいます。
【調査概要】
調査方法:インターネット調査
調査期間:2017年5月26日(金)〜7月11日(火)
調査対象:マイナビウーマン会員(22〜39歳の働く女性)263人