サッカーのワールドカップ、日本の初戦コートジボワール戦は惜しくも破れてしまいましたが、第2戦で戦うギリシャには負けられません! そこで、敵を知るために、ギリシャ料理レストランを訪れ、情報収集してきました。
世界一とも言われるオリーブオイルを多用するギリシャ料理
もともと貨物船の船乗りだったジョージさんが、日本に停泊するたびに訪れた港町・横浜を愛し、開いたのが、ギリシャ料理のレストラン&バー「オリンピア」です。
「奥さんも日本人なんです」
と流暢な日本語なジョージさんによると、ギリシャ人と日本人のカップルは少ないながらも、うまくいくケースが多いんだとか。
「私の周りにも結婚した人やおつきあいをしている人はいますが、みんな仲がいいです。別れることはあまりない。真面目な日本人と、陽気でハッピーなギリシャ人の組み合わせは、ちょうどいいのかもしれません」
そんなジョージさんおすすめの料理はパスティチョ(1,300円)。マカロニと挽肉、ホワイトソースを重ね焼きしたもので、ギリシャではどの家庭でも作るポピュラーな料理です。たっぷりとろとろのホワイトソースが挽肉に絡んで濃厚なおいしさ。
ギリシャ料理は素材の味を重視したシンプルなものが中心。そして世界一の品質ともいわれるオリーブオイルを多用します。日本では油の一種というイメージかもしれませんが、ギリシャでは香りつけや味つけなど、料理のさまざまな場面で使用する、日本でいう醤油のような存在。「オリンピア」ではギリシャ直輸入のオリーブオイルを使い、また販売もしています。
加えてレモンや、オレガノにディルなどのハーブもよく使い、さらに地中海の新鮮シーフードもたっぷり。ヘルシーで日本人の舌によく合うんです。
ギリシャ人はフレンドリー 体格がよく男らしいタイプが多い
世界有数の観光大国であるギリシャ。美しい地中海、紀元前から残る無数の遺跡が訪れる人を虜にします。
「ギリシャの人口1,000万人に対し、ツーリストは2,000万人。とても国際的なのです。相手がギリシャ人でも外国人でも、さまざまな人と知り合うきっかけはあるでしょう。ギリシャでは、日本に対するイメージはいいし、チャーミングな日本女性は人気だと思いますよ」
ギリシャに観光に行けば、タクシーの運転手、ホテルのスタッフ、レストランの店員、いろいろな人がフレンドリーに話しかけてくるそうです。
「ギリシャ人は人と話し、エンジョイすることを大事にします。旅に出ればきっと友人ができるでしょう」
友人以上に大切な人もできるかもしれませんね。ギリシャの男子は徴兵制があるため、体格がよく男らしいタイプが多いのだとか。今回のワールドカップ出場選手では、ゴールキーパーのカルネジス選手をはじめイケメン揃い。彫りの深い凛々しい顔立ちに、日本チームから乗り換える女子が続出するかも。
「できればギリシャが勝ってほしいけど……いい試合なら、どちらでもいいかな」
と語るジョージさんでした。
●取材協力
ギリシャ料理&バー オリンピア/横浜市中区太田町2-30 みどりビル1階/045-662-9115
http://www.athens-yokohama.com/shop/olympia/o1.htm