サッカーのワールドカップ開催国として注目度が高まっていますが、「ブラジル」と聞いて、思い浮かべるものといえばなんでしょうか。
食べ物ならシュラスコ、コーヒー、アサイー。音楽ならサンバ、ボサノヴァ。有名人ならマルシア、ダレノガレ明美、モデルのジゼル・ブンチェン、日系ブラジル人アイドルグループ「リンダ3世」……?
でも、行ったことのない人にとっては、今ひとつイメージがわかないかもしれないですよね。そこで、ブラジルに詳しい旅の達人お二人に、この国の魅力を語ってもらいました。
頑張らなくていいピースフルな生活
<女ひとりで世界一周の旅をした、『独女世界放浪記』の著書もあるタレント、南まいさん>
世界一周の旅の始まりがブラジルでした。日本にいたときはギスギスしていたけれど、ブラジルに行ったら、頑張らなくていいピースフルな生活で、トゲが取れてデトックス効果抜群でした!
治安は悪いのに人はいいんですよ。すごく悪い人が1人いても99人はすごくいい人っていう印象。何か持っていると強盗に狙われるから、何も持たないで手ぶらで歩く。
男の人は確かに優しかったですけど、ブラジルは「世界で一番日本人男性がモテる国」と言われてるらしいですよ。道を歩いていても、逆ナンされるそうです。
“お姫様”のブラジル女性は二股も普通!?
<『ブラジル裏の歩き方』を刊行した旅行作家の嵐よういちさん>
ブラジルの男は女にめちゃくちゃ優しいんですよ。女は小さい時からかわいいお姫様のように育てられているから、わがままで偉い。
だから、レディーファーストどころじゃないですよ。迎えに行くのは当たり前だし、電話は1日に何度もするし、女のほうがデートに1時間遅れてきても、男が我慢する。
恋人のお試し期間ともいえる“フィカンチ”という言葉があるんです。友達以上恋人未満のような感じで、女がフィカンチの男を連れてきて、3人でデートすることもあるんですよ。
最近、韓国人風に整形したブラジル人男性が話題になっていますが、ブラジル人はイケメンが多い印象。女性でもフィカンチと本命の恋人と、“両手に花”状態で男性とお付き合いすることが普通とは、なんともうらやましい話です。モテない女はこの際ブラジル行って、逆ナンしてみたら、素敵な出会いがあるかもしれません。
(リプトン和子)