「行きたくないけど、断れない……」ウートピ編集部の日々のヒアリング調査によると、飲み会の参加を巡るモヤモヤは多くのオトナ女子が抱えているよう。
前回の調査では「参加したくない飲み会」についてヒアリング調査しました。
中には「行ってみたら楽しかった」「思わぬ縁がつながった」飲み会もあるかもしれませんが、気が進まない飲み会に行っても時間とお金の無駄というもの。
というわけで、今回は「飲み会のうまい断り方」について聞きました。まずは、「失敗した断り方」から見ていきましょう。
「体調不良」は1度まで
29歳・IT会社勤務
体調不良だとか、風邪だとか、これが使えるのは同じ相手に1度までです。同じ相手に2回使った時に、「どんだけ虚弱なの!」とツッコまれ、しかも断った相手が第三者に話し、その第三者から「他の子が、最近付き合い悪いって言ってたよ」と注意を受けました……。なにかと使いがちな「体調不良」ですが、そろそろ他の断り方を覚えたいです。
Amazonが届くから
31歳・通信系企業勤務
どうしても行きたくない飲み会があり、とっさに「あ、今日Amazonが届くので帰らなきゃいけないんですよ!」と言ったら相手に怒られました。そもそもクレジットカードで支払いは済んでるし、別日でも受け取れるし。宅配物関連の言い訳は使えません。
正直に話したら…
29歳・ベンチャー企業勤務
今付き合っている彼が4歳年下で、わりと心配性なのでなるべく一緒にいるようにしているのですが、まわりに「今日は彼氏と一緒に過ごすから、◯時には帰る」と話すと、「また?最近付き合い悪くない?」との反応が返ってきます。彼を優先しがちな私も悪いのですが、パートナーも大事だし……。正直に話しても相手に不快な思いをさせてしまうので、なんと話すべきかちょっと悩んでます。
テッパンの「仕事が忙しい」
33歳・広告代理店勤務
「仕事が忙しい」って誰でも使える言葉ですが、この歳になって何度も使っていると、ただの仕事できない人ですよね(笑)。しかも、誰でも使えて曖昧な表現だから、同じ相手に2回使うと、「行きたくないのか」って相手側も察しちゃうんです。なので、使うとしても同じ相手に1度までです。
「体調不良」や「仕事が忙しい」は、多くの人が使いがちなワードですが、テッパンすぎるせいか相手も「一緒に飲みたくないんだな……」と察してしまうようです。第一、本当に体調が悪かった時に疑われるというリスクも?
では、うまく誘いを断っている人は、どのように断っているのでしょうか。
そもそも相手を厳選している
29歳・ベンチャー企業勤務
一緒に飲みに行く相手をまず厳選しています。プライベートで飲む相手は、本当に仲のいい友達とだけと決めているので、当日になって「行きたくない」なんて気持ちにならないんですよね。だからドタキャンしないです。気乗りしない相手に誘われた時点で、「予定があるからごめんね」って断ります。仕事の付き合いも同じですね。
自分が「楽しい!」「もっと話したい」と思う相手とだけ会うようにしてます。その分、友達が少ないっちゃ少ないんですが(笑)、ただの「付き合い」「嫌われたくない」という理由で自分のお金も時間も消費するくらいなら、最初から会わなきゃいいと割り切ってます。
会う頻度や時間を決める
33歳・出版社勤務
そんなに気の乗らないメンバーでの飲み会は、「会うのは年に1度だけ」だとか、会う回数や時間を決めるようにしています。そうすると、自分のなかでも割り切れるし、365日中に1回ならそんなに負担もなく感じるんです(笑)。
また、会う時間も「帰ってやらなきゃいけないことがあるから、2、3時間ぐらいになるけどいいかな?」と最初から伝えておくと、ラクです。気乗りしない相手なら、そもそもお酒を飲む場をなくすために、「ランチかお茶にしよう」って提案するときもあります。
「今月決算なんで」
30歳・IT企業勤務
9月が決算期にあたるうちの会社。9月に誘われた場合はいくら暇でも「今月決算でバタバタしているんですよね〜」と言って断ります。8月あたりから使えるかな。月末も「経理処理で忙しくて」と言えばオッケー。春は「年度始めなんで」、冬は「年末進行で」となんだかんだ会社のスケジュールに合わせた文言で断ります。なんだかんだ仕事のせいにするのが相手も納得してくれやすいと思います。
「地方から知人が来ている」
31歳・メーカー企業勤務
地方や遠方からの来客は、飲み会を断る言い訳としてよく使います。「今しか会えないから今日はごめんなさい」と言いやすいんです。例えば、「前の会社の同期が一時帰国してて……」とか。転職経験がなければ、「地元の友達が遊びに来ている」「母が上京してきている」など。どうしても今優先すべき相手がいますと伝えるのは、使えますよ。
先約アリ
31歳・外資系企業勤務
私の場合は、飲み会に誘われた時点でまず厳選します。例えば、職場の飲み会でも、一緒に飲みたいメンバーがいれば自腹でも行きます。飲みに行くメンバーは重要ですよね。でも、メンバーが微妙な上に、自腹でお店も微妙だったら、「先約があるんです……」と断ります。もともと「予定アリ」っていうのは使えますよ。
あと、急に誘われた場合も、「予定があるけど、調整してみます」と言って、その後に、「やっぱり調整不可でした……。すみません!」というと、割と印象悪くないまま断れます。自分は参加したくて、予定調整は試みたと伝えられるので。
知人のお祝い
32歳・IT企業勤務
仕事関連の飲み会のお誘いだと、前職の上司や同僚のお祝いというと断りやすいです。今の職場の人は、私の前職の付き合いを知らないですし(笑)。ちなみに、男性からのプライベートの誘いだと、「親友の誕生日祝いで……」というと断りやすいです。「自分のコミュニティのなかで大事な人」のためのお祝いだというとわりとすんなり受け入れてもらえます。
ワンクッション置く
34歳・外資系企業勤務
仲のいい友人以外、誘われた時点で、「1件調整中の予定があるんだけど、いつまでに確定すればいい?」と、最初からワンクッション置いておくようにします。その日程までに行くか行かないかを判断できるし、なるべくギリギリまで引っ張って、行きたくなければその時の気分で断ります(笑)。そもそも社会人として、やはりドタキャンはまずいと思うので。
なるべくうまく断ろう
付き合いでの飲み会は仕方ないとはいえ、まず相手をなるべく厳選するところから始めるのがよさそうです。
また、「相手のことは嫌いじゃないんだけど、気分が乗らなくなってきた……」と、当日になってドタキャンしがちな人は、誘われた時点で「予定があるんだけど、ちょっと調整してみるね」と、ワンクッション置いておくと少しは気がラクかも。
大人になった今だからこそ「行きたくないものは行かない」という潔さも必要かもしれませんね。