オトナの「恋の忘れかた」 みんなどうやって別れを乗り越えてるの?

オトナの「恋の忘れかた」 みんなどうやって別れを乗り越えてるの?

春は出逢いと別れの季節。桜も開花し、なんだか気持ちも高まる頃ですが、素敵な出逢いの前には、必ずつらい別れがあったはず。

そこでウートピ編集部では、アラサーから30代にかけての女性のみんなに「恋の忘れかた」を聞いてみました。10代、20代、30代と歳を重ねて、恋愛の経験値を高めてきたみなさんは、きっとそれぞれにいろんな「別れ」を経験してきたでしょう。オトナ女子が実践している「気持ちの手放しかた」とは?

「男はたくさんいる」という実感を求めて出かける

(32歳・IT企業勤務)
失恋のあとは、友達に男友達を紹介してもらいます。その男性とつきあうかどうかは置いといて、ふたりで食事に出かけることも。目的は、「元彼というひとりの男性に絞られていた視野を広げること」。世の中に男性は何億といるので、まずはいろんな男性と出会うことで、「男はアイツだけじゃない」という実感が得られるんです。

実はこれにはもう一つ、目的が。それは「ひとりの時間」を少なくすること。誰でもそうだと思うんですが、失恋直後はひとりでいるといろいろ考え込んでしまうので、男性や友達と過ごしてまぎらわせます。だいたい半年も続けると疲れてきて「そろそろひとりになりたい」と思うようになります。そうしたら、もう癒えたサインですね。

あえて何もしない

(32歳・人材紹介会社勤務)
私はすぐに忘れられるタイプなので、何もしません! 過去の恋愛を引きずったことがないんです。すみません!役に立たない答えで(笑)。でも、それってよく考えてみると、本気で人を好きになったことがないからかも。根が自己チューだから、結局自分が一番好きなのかな。

思い出の品はスーツケースの中に

(29歳・ベンチャー企業勤務)
過去の恋愛を引きずりやすい私。27歳の時に2年つきあい同棲までしていた彼と別れることになりました。一緒に暮らしていた部屋にひとりで残るのもつらすぎるので、まずは環境を変えようと「引っ越し」と「断捨離」を決意。ところが、私は思い出の品は絶対に捨てられないタイプなんです……。

そこで妥協策として、思い出の品のほとんどは段ボール箱に詰めて実家に送りました。ただ、一つだけ、どうしても手元に残しておきたかったのが、誕生日にプレゼントしてくれた手づくりのアルバム。でも、目に触れるところにあってはダメなので、スーツケースの中にしまって新居のクローゼットに保管してあります。

失恋から7ヵ月。まだ完全には癒えてないけれど、環境を変えたことで前進できたし、思い出の品は捨てられなくても目に触れないようにするだけで、気持ちがラクになりました。実は最近、アルバムをスーツケースから取り出してみたんですが、自分でも意外なほど心おだやかに、彼への感謝の気持ちに浸りながら眺めることができました。

「この恋を忘れる」と固く決意する

(34歳・出版社勤務)
私は「忘れよう」と心に決めたら忘れられるタイプなんです。恋愛以外のことも「気にしない!」と割り切れば、気にせずいられます。だから、失恋したら一番にするのは、「この恋を忘れる」って決意すること。何事においても、執着せず、自立することが大事だと思うんです。

うんざりするまで想いを伝える

(33歳・マスコミ勤務)
何度経験しても、大好きな気持ちを手放すのは、私にとっては難しいんです。そこで、いっそのこと、自分の気が済むまで想いを伝え続け、相手がうんざりして愛想つかすところまで、トコトンやります。だって、後悔したくないから。そして、嫌われるところまでやった方が、相手にヘンに期待しなくなって気持ちがラクな時もある。20代の頃は無意識にやっていましたが、最近では意識的に自分から嫌われるように仕向けちゃう時だってあります。

落ちるとこまで落ちる

(29歳・人材紹介会社勤務)
ひたすら泣きます。職場の人やまわりの友人には落ち込んでる姿は見せないけど、帰宅してひとりになると、とにかく泣いて、落ちるところまで落ち込みます。人前では強がってしまうけど、本当はそんなに強くない部分だってある。でも、時が過ぎればまたそこから這い上がれることは過去の恋愛から学んでる。だから、ひとまずは落ち込んで、這い上がれる時が訪れるのを待ちます。

仕事を頑張る

(33歳・外資系企業勤務)
恋愛は相手のあることだから、頑張ったってどうにもならない場合がある。でも仕事は頑張ったら頑張った分だけ成果を得られるから、失恋のあとはいつも以上に仕事に集中します。そして、仕事は自分を裏切らない。もちろん別れの直後はつらいけれど、ひとりの男性に振り回される自分はイヤだし、常に前進する自分でありたいから、とにかく仕事します!

男のキズは男に癒してもらう

(30歳・IT企業勤務)
肉食系女子の私は、本気の恋が終わったあとは、しばらく遊びます。次の本命ができるまでは、つなぎの男とイチャイチャ。もちろん、ただの遊びと割り切っているので、そこから恋愛に発展することはありません。友達には「それで満たされるの?」と心配されますが、別れた直後はつなぎの相手で十分満たされるんです。でも、しばらくするとつなぎの相手では満たされなくなる。そう感じたら、次の本気の相手を探し始めます。

自分の中で彼を占める割合を減らす

(27歳・メーカー勤務)
「忘れるのは無理!」と最初から諦めているので、友達と遊んだり、映画やコンサートに出かけたりして、とにかく気を紛らわせます。友達の存在は、やっぱり大きいですね。ひとりだと悶々と考えちゃうから。スケジュールを友達との予定で埋めて、自分の中で元彼が占める割合を減らしていくんです。

Twitterにひたすらポエムをつづる

(30歳・IT企業勤務)
大好きな彼と別れたあとは、行き場のない想いをひたすらTwitterにつづります。アカウントに鍵をかけているので、身内以外には知られません。「イタいな……」と思われても、別にいいんです。だって、本当にしんどくて自分から素直にSOSを出せない時もありますから。Twitterにポエムをつづれてるということは、健全である証拠(笑)。気持ちを整理できるし、本当にヤバそうなら誰かが気づいて声をかけてくれる。不器用な私ならではの忘れかたかもしれません。

新しい刺激を取り入れる

(32歳・外資系企業勤務)
何か新しいことを始めます。料理を覚えたり、ハンドメイドや陶芸といったものづくりに取り組んだり。または、男女関係なく疎遠になっていた人や新しい人に会いに行くことも。いずれにしろ、何か新しい刺激を自分に取り入れて、元彼に向いている意識を他の場所に移すんです。そうやっているうちに、新しい視点が生まれたりして、自分を見つめ直すきっかけにもなるんです。

「縁がなかった」と割り切る

(32歳・出版社勤務)
「自分にとって本当に必要な人は、何があっても離れない」そう信じているので、深追いはしません。縁があれば、一度は離れてもふたたび逢える日は来るし、数年後に復縁することだってある。だから、本当に「別れ」が訪れた時は、「この人とはご縁がなかったんだなぁ」と割り切って、次に進みます。

毎日を淡々と生きる

(29歳・IT企業勤務)
私の場合は特に何もせず、毎日を淡々と生きる……という感じです。どんなにつらい別れも、きっと時間が解決してくれる。学生の頃、死にほど好きだった彼を29歳になった今も好きかと言えば、そんなことはありえなくて、完全に過去の話だし。無理矢理に新しい恋を求めれば気は紛れるけど、自分が本当に求めるものじゃないということは、いい歳なんだからわかってます。

彼の代わりや、彼と同じ人は、この世にいない。だから、自分の気持ちが自然と手放せるようになるまで、目の前のことを淡々とこなして毎日を過ごします。

自分ひとりで楽しい時間を過ごす

(32歳・IT企業勤務)
失恋のあとは、ひとり旅に出ます。知らない土地で、知らない人と会話をしたり、美味しいものを食べ歩いたり。旅に出られない時は、とにかく好きなことをして、充実したひとり時間を過ごします。別れたあとは、喪失感やさみしいという感情が湧いてくるけれど、ひとりでも楽しく過ごせたら「意外とひとりでも大丈夫」と気づけるから。それに気づけたら、「うん、私はもう大丈夫」と自分の背中を押してあげるんです。

人生の経験値は上がっても、不思議なことに、失恋の傷は毎回同じように深いもの。オトナの女性でも、泣いたり、荒れたり、紛らわせたり……20代の頃とそれほど変わらずもがいているリアルな失恋事情が見えてきました(なかには、びっくりするくらいアッサリした方もいましたが!)。

でも、やっぱりオトナ。みんな心のどこかでわかっているんです、またいつか、歩き出せる日がやってくる、と。春になり、今まさにつらい別れを経験している人もいるかもしれませんが、次の出逢いのために頑張って乗り越えてくださいね!

SHARE Facebook Twitter はてなブックマーク lineで送る

この記事を読んだ人におすすめ

この記事を気に入ったらいいね!しよう

オトナの「恋の忘れかた」 みんなどうやって別れを乗り越えてるの?

関連する記事

編集部オススメ

2022年は3年ぶりの行動制限のない年末。久しぶりに親や家族に会ったときにふと「親の介護」が頭をよぎる人もいるのでは? たとえ介護が終わっても、私たちの日常は続くから--。介護について考えることは親と自分との関係性や距離感についても考えること。人生100年時代と言われる今だからこそ、介護について考えてみませんか? これまでウートピで掲載した介護に関する記事も特集します。

記事ランキング