働き盛りのアラサー世代。「肩こり」「腰痛」といったつらいカラダの疲れを何とかして解消したい。
そこで、ウートピ編集部では元劇団四季のミュージカル俳優に、現役時代に使っていたおすすめマッサージアイテムをヒアリング調査してみることにしました。
連日カラダを酷使しても絶対に疲労を翌日に持ち越さない秘訣が、そこにはいっぱい詰まっているはず。
ストレッチポール®EX
「ストレッチポールの上に仰向けで寝転び、カラダの歪みを解消します。背骨、肩甲骨あたりを毎日ゴロゴロ。本番前にこれでカラダをほぐして、ウォーミングアップするんです。まさにカラダの目覚まし時計ですね。劇団ではEXタイプが人気で、ミーティングが終わった直後は取り合いでした(笑)」
サイズが大きめで、カラダの広い範囲に使えます。縦向きでも横向きでもOKなので、腰をほぐす時は横向きに使用するそう。脇の下などの部分使いも可能です。他にも種類はありますが、硬めのストレッチポール®EXタイプがおすすめとのこと。
かたお
「コリの気になるところに当てて、ゆっくり体重をかけてほぐしていきます。ほぐしたい場所に合わせてボールの向きを変えていくんです」
「持ち運びができるサイズなので、地方公演にも持っていきやすく、重宝していました。新幹線などの長距離移動中に腰部分に当てて使っている人もいましたね」
かたお
中山式快癒器 強弱機能付 F・K型
「背中や腰には4球式がおすすめです。舞台の本番が続き、背中に痛みを感じる時は帰宅後もベッドで使用していました。後ろのレバーで押圧を調節することだってできるんです」
2球式の快癒器は、首などにおすすめとのこと。自分の好みでサイズを選べるのもいいですね。
中山式 快癒器
テニスボール
「こちらも持ち運びしやすいすぐれもの。ほどよい硬さなので、コリの気になる部分に当て体重をかけて使います。舞台の本番中だけでなく、ヒールで歩いた翌日のふくらはぎとスネの痛みにも効きますよ」
「100円均一のテニスボールは、体重をかけすぎるとすぐ壊れちゃうので、スポーツ用品のものを買ってました。それでも数百円なのでコスパもいいですよ!」
ゴルフボール
「テニスボールで物足りない人には、ゴルフボールがおすすめ。腰や肩にも使えますが、特に気持ちいいのは足の裏ですね。ちなみにダンサー枠の方は、テニスボールよりゴルフボール派が多かったです」
サイズが小さいのでオフィスでも使いやすそうなアイテムです。
ウェーブストレッチリング
「このユニークなアーチ状の形がカラダにフィットしやすいんです。仰向けに寝転んで肩甲骨の間をゴロゴロしたり。コリをほぐすだけでなく、ストレッチにも使える万能型アイテムです。」
「劇団ではシンガー枠の人に好評でした。劇団四季には基本三法の一つに「呼吸法」というメソッドがあります。その呼吸法は腹背筋を使うので、息の流れをよくするためにも、肩甲骨のあたりをほぐしてくれるこのアイテムは欠かせないんです」
ヤムナ®ボール
「パール色やゴールド色など、いくつか種類がありますが、おすすめはブラック。背中が凝り固まると、息が吸いづらくなり、歌がうまくうたえなくなります。そんな時にはヤムナボールの上に仰向けに寝転び、尾てい骨あたりから背中の上の方まで刺激するんです。筋肉がビニョーンとボールに沿って伸びると、肩甲骨が開き、大きく息が吸えるようになるので重宝していました」
ヤムナ®ボール
オフィスで歌をうたうことはないけれど、もう背中がカチカチで座っているのもしんどいという時には、効き目がありそうです。
骨盤職人
「整体のプロが考案した、本格マッサージ器。球体(ツボ押し玉)は取り外しできるので、マッサージしたい箇所に合わせて球体の位置を変えます。あとはその上に寝るだけでOK。幅を調整ができる点がとにかく便利。指圧力も抜群です。ダンスキャプテンの先輩イチオシのアイテムでした」
骨盤職人
【番外編】きき湯 ファインヒート
「ある時、トレーナーさんに『毎日湯船につかる人とつからない人では疲労回復に差が出るから、必ず湯船につかること!』と注意されてから、舞台の本番後はどんなに疲れていてもちゃんとお風呂に入るようになりました。その後、先輩から『入浴剤は、きき湯のファインヒートがいいよ』と勧められ、退団した今でも愛用しています」
プロのミュージカル俳優たちが愛用しているマッサージアイテム、いかがでしたか? なかには、「こんなの、見たことないし!」というマニアックなものもありましたが、テニスボールやゴルフボールなど、「えっ、こんなものでいいの!?」と驚くほど身近なものまで。
どれも効果のほどは実証済み。「カラダ中ガチガチでもう無理!」という方はぜひ試してみてくださいね。
(ウートピ編集部)