数え年で33歳、37歳と30代の女性に2回も訪れる厄年。根拠は不明なものの「厄年でひどい目にあった」という声も多く、気にしてしまう人もいるでしょう。
一般的な女性の厄年は、数え年で4歳・13歳・19歳・33歳・37歳・61歳。中でも33歳は、最も不幸や災難が多いという「大厄」にあたります。
厄年は、転職、結婚、引っ越しなど新しいことに向かないと言われていますが、30代といえばこれらのライフイベントを真剣に考えるタイミング。厄年に不幸なことは本当に起こるのでしょうか。
大厄になると厄年への関心度が急増
このたび、「ライフネット生命保険」が、「メディア・シェイカーズ」が運営するウェブサイト「ZUUNY」と、全国の20〜59歳の男女1000人を対象に、「現代人の『厄年』意識調査」を共同で実施。全体の半数以上が厄年を「気にしない」「どちらかといえば気にしない」と回答する一方で、男女ともに「大厄」を迎える年代になると一気に厄年についての関心が高まることがわかりました。中でも大厄にあたる年の女性の73.7%が厄年を「気にする」「どちらかといえば気にする」と回答しています。
Q1.厄年がいつか知っていますか?
Q2.厄年を気にしますか?
厄年経験者の32.2%が不幸なことが起こったと回答
2016年を振り返る調査で「良い」「悪い」「例年並み」のいずれかを選んでもらう質問で、「大厄」の年齢だったグループ(前厄後厄を含む)と全体平均を比べてみました。すると、全体で「悪かった」と回答した人が24.7%だったのに対し、大厄の女性は31.6%が「悪かった」と回答しました。
厄年経験者844人のうち、厄年に不幸なことが起こったと回答した人は32.2%。具体的には「大きな病気やケガ」(13.4%)、「人間関係のトラブル」(11.4%)、「失業や仕事のトラブル」(8.8%)、「事故などに遭遇」(6.0%)、「お金のトラブル」(4.6%)がトップ5に挙がりました。
「大厄は健康を害しやすいのは本当ですか?」という設問では、大厄の女性の13.2%が「思う」、39.5%が「どちらかといえば思う」と回答し、52.7%の半数以上が「思う」と回答しました。
Q5.厄年に不幸な出来事が起こりましたか?
一説によると、「厄年」の「やく」は、大切な「役目」を担う「やく」とも考えられるのだとか。結婚や出産など転機の多い女性の30代。災いや不幸を心配するのではなく、健康面や生活面を見直し、さらなる飛躍の土台を作る機会にするのがよいかもしれませんね。
【調査概要】
調査タイトル:現代人の「厄年」意識調査
調査期間:2016年12月23日~28日
調査方法:インターネット調査
調査対象:20歳~59歳の男女1000人
(ウートピ編集部)