2ちゃんねる系、ツイッター系、英語系など、日々進化を続けているインターネット用語。女性にとっても、日ごろインターネットをひんぱんに利用する場合はなじみ深いものが多いだろう。
しかし、その「ネット用語」がネットを飛び出してリアルな世界に出てきたら…。現代日本における、女性のリアルでのネット用語使用の状況は? そしてそれは男性に受け入れられているのだろうか? それらのOKとNGのボーダーラインを、一般男女各100名へのアンケートから探った。
■女性がリアルで使用したことのあるネット用語
【1位】なう…72%
【2位】www…70%
【3位】カオス…58%
【4位】リア充…55%
【5位】orz…50%
【6位】DQN…41%
【7位】社畜…40%
【8位】キター!…35%
【9位】わろた/わろす…29%
【10位】もふもふ…26%
このほか、「ステマ」「ネトウヨ」「スイーツ(笑)」「メンヘラ」「ピザ」などの単語系や、「~するお」「オナシャス」「カメだけど」などの言い回し、アスキーアートから派生した顔文字なども少数だがあげられた。全体的に、「よく使う」「雰囲気を見て使う」などを含めた「ネット用語を使う派」の女性が約70%、「あまり使わない」「まったく使わない」を含む「ネット用語を使わない派」の女性が約30%という結果だった。
一方、男性に対し「リアルで女性が使っても大丈夫だと思うネット用語」というアンケートを実施したところ、以下が挙げられた。
・なう…60%
・www…34%
・GJ…11%
・乙…8%
このほか、「カオス」「ぐうかわ」「わろた」「もふもふ」なども少数ながら挙げられたが、「よっぽど一般化したもの以外、基本的にすべてNG」という男性が半数以上だった。
また、「特に女性がリアルで使うとNGだと思うネット用語」では以下が挙げられた。
・ググれカス
・禿同
・ダメポ
・キボンヌ
・DQN
そもそもだが、「リアルで女性がネット用語を使うことをどう思いますか?」という質問では、「肯定派」が約20%、「否定派」が約80%という結果が出た。以下コメント。
【肯定派】
・個人の自由な表現だと思う
・場所次第で使うことに抵抗はない
・悪い気はしません。僕も使うので。逆に同じテンションで会話できると思います
【否定派】
・正直ひきます、苦手です
・ひきはしないけど、その人と仲良くなれない気がする
・こっちが知ってる前提で来られると、大抵知らないから困る
・チャット中であれば、まだOK。通常会話ではNG
・ネット用語は男性っぽいからイヤ
・男女ともきれいな日本語を使ってほしい
男性ウケを考慮した場合、実際に多数の女性が使っている「なう」「www」以外のネット用語は、非常に危険な地雷ワードということがわかった。「オタク同士でしか使ってないので、特にひかれたりはないです」(28歳会社員女性)という意見もあったが、ふだん使っている言葉や雰囲気はふとした瞬間に出てしまうものである。もしもモテたい気持ちが1ミリでもあるのであれば、「私のほうが知らなくて聞き返すことはあります」(29歳女性)くらいカマトトぶっこくことを勧めておく。
(文=編集部)