突然ですが、みなさんには、いつも一緒にいる仲良しグループ、いわゆる「いつメン(いつものメンバーの略)」は、いますか? 例えば、予定を合わせて一緒に旅行に行く友達、地元に帰ったらふらっとファミレスに集まって延々と話す友達、これらは全部「いつメン」です。
そもそも「いつメン」という言葉は、「いつものメンバー」とプリクラに落書きする時に文字数が多くて入りきらない、他の落書きができないというお悩みから生まれた略語。そして今は「いつメン」にオリジナルのユニット名をつけるのが鉄板になっています。
ユニット名には内輪ネタを盛り込む
「いつメン」のユニット名には次の3つの特徴があります。
【1】文字数は3~5文字、多くても10字以内
ユニット名はプリクラや写真のデコレーションに使います。そのため長すぎると画面に収まりません。
【2】単語や造語が多い
特に狙わない限り、ユニット名に「○○の会」のような同好会チックなものがつくことはありません。短い単語や造語がつけられている場合がほとんど。20代前半のグループだと、高校生の頃にAKB48が最盛期だったこともあり、アルファベットと数字の組み合わせでユニット名をつけているケースが多い印象があります。
【3】内輪ネタを盛り込む
ユニット名は絆のようなもの。特に女子同士だと「私たちしか知らない話題」が絆を強くします。そのため一見普通の単語でユニット名をつけていても、その単語には高い確率で内輪ネタが盛り込まれています。例えばユニット名が「ひまわり」なら「暇(なタイミングが)わり(とシンクロしているいつメン)」という意味が隠れているかも。「肉食女連合」「夜のバットーズ」といったちょっと下品なユニット名もしばしば見られます。
ユニット名「MR1」にはどんな意味が?
「いつメン」にユニット名をつけるという現象は、実は数年前からありました。でも、それはプリクラに落書きするための一時的なもの。例えば、町田のラウンドワンに一緒に行ったメンバーでプリクラを撮った時に「MR1(町田のラウンドワン)」というユニット名を落書きする感じです。
最近の新しい傾向は、一度きりの使い捨てだったはずのユニット名が、LINEのグループトークのタイトルにも使われ、半永久的に残るようになったこと。むしろ、今ではLINEグループ名をつけるためにユニット名を考えるようになっているみたいです。
アラサー世代やそれより上の世代の方も、LINEは毎日メール代わりに使うはず。話題の一つとして、定期的に女子会をするグループにユニット名をつけてみてはいかがでしょう。意外と楽しいですし、友達同士の絆も深まるかもしれません。
(たなかもみこ)