“きせかえ”がない時代の可愛いケータイハック
ちょっと思い出してみてください。ガラケーが主流だった頃、自分の携帯電話の待ち受け画面からメニュー画面、メールの送受信画面など、さまざまな部分がカスタマイズできる“きせかえ”機能がはやりましたよね。好きなキャラクターや芸能人の画像を使って、オリジナルの素材を作った人も多いのではないでしょうか。たった5、6年前のことなのにもはや懐かしいです。
しかし、スマホが主流になってから、急にその文化が消えてしまいました。特にiPhoneでは、個性を出せる部分といえばロック画面やホーム画面の画像設定くらいですね。ただ、その不自由さを意に介さないのが若者というもの。最近、iPhoneのホーム画面にあるアプリを色ごとに分けてカラフルにすることで可愛くしている女子をたびたび見かけます。
どういうことなのかというと、こんな感じです。フォルダ名も色の名前になっています。これを見て初めて知ったのですが、フォルダ名にも絵文字が使えるんですね!
とりあえずやってみた
物は試し。筆者もこのカラフルなホーム画面制作に挑戦してみることにしました!
まずはBefore。色ごとに分かれていないのはもちろん、機能ごとに分かれているわけでもない、非常に散らかったホーム画面ですね。
そしてがAfter。4ページにわたっていたホーム画面が1ページ、しかもたった2段に収まってしまいました。
使いやすく……はない。
さて、肝心の使い心地ですが、どう思いますか? 意外と同じような色のアプリは同じような機能のものかもしれない、なんて淡い期待を抱きながら作業していましたが、使いやすく……はないです‼(笑)。強いて言えばピンク色のフォルダに入っているアプリは画像加工系が中心で、女の子向けのアプリを使いたい時はだいたいこの中にあると確認できることくらいです。
挑戦してみた他の人からも「始めは使いづらい」とのコメントがありましたが、「すぐ慣れる」とのこと。確かによく使うアプリはフォルダの前の方に置いておけばすぐ見つかりますし、何よりそれを意識しながら整理することでムダなアプリにも気付くことができました。
やっぱり女子は可愛さ>機能性
そうは言っても筆者のiPhoneが目的のアプリを見つけるまでに時間がかかる、スマートじゃない電話と化してしまった今、面倒な気持ちが勝っているためスマホを触りたい気持ちが減退しています。もしかしたら、スマホ依存症を克服する、デジタルデトックスの効果もあるかもしれません。
ただ、よくよく考えてみれば、世の女性達はまつ毛エクステを付けたり、ハイヒールを履いたりなど、日常生活に不便なものを見栄えのよさを重視して選ぶことが往々にしてあります。そう考えると「おしゃれは我慢」の精神がスマホの中にもあるともとれますね。
(たなかもみこ)