日本は世界の男女平等ランキングで101位 女性が実感する、自由の条件

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日本は世界の男女平等ランキングで101位 女性が実感する、自由の条件

女性の地位が男性より低かった時代に、力強く人生を切り開いた歴史上の女性たち。小説家・黒澤はゆまさんはウートピの連載コラムの中で、中世ヨーロッパの物語「アーサー王」に、女性の「自分の意思を持つこと」を渇望する姿が描かれていると読み解き、多くの反響を呼びました。

関連記事:すべての女性がもっとも望むものは何か? アーサー王の物語に学ぶ

中世の時代からとうに700年も経過した今、女性たちは自由を獲得できたのでしょうか。ウートピアンケート「現代に生きる女性は自由だと思う?」という質問では、「思わない」が過半数を超える結果となりました。女性たちの本音から、今の社会の問題的を探ります。

【アンケート】現代に生きる女性は自由だと思う? また、不自由な理由は?
※サンプル数:401人(1月28日現在)
※ウートピ世論調査結果より(投票結果はコチラ
※回答はわかりやすいよう一部表記を変更しています

ウートピ世論結果:現代女性は自由?

<アンケート結果>
「思う」・・・・・49%
「思わない」・・・・・51%

「思う」の本音は「昔よりはマシ」

まずは「思う」と回答した人の意見から見てみましょう。

・母や祖母が若い時の時代は、やはり女性の人権は低かったと思うから現代はまだマシかな
・選択肢は多くなったし、家事も時短になったと思う
・教育が受けられるようになり、多様な選択肢が増えたから

日本でも女子に教育は必要ないと考えられていた時代があり、女性が就ける職業も限られたものでした。

・世界的に見たら私たちは恵まれている

という意見のとおり、男尊女卑が強い国は世界中にあり、それらの国と比較すると、現代の日本の女性は、自由度が高いといえるのかもしれません。

関連記事:インドでは生理中の少女が家畜小屋に放り込まれる

仕事の不平等は是正されていない

また、「思う」という回答でも、

・男女雇用均等と言うけれど、実際には給料格差はある

と、仕事面では納得がいかない意見もありました。

共同通信の調査では、男女雇用機会均等法が施行された1986年に大手企業の総合職として入社した女性のうち、すでに約80%が退職していることが分かったそうです。仕事と育児の両立をサポートする体制の不足、職場風土の問題、長時間勤務や経験年数を重視する評価制度などにより、離職する女性が後を絶たなかったのだと思われます。

一方、働く女性の生活幸福度ランキング(博報堂調べ/2015年)では、未婚・既婚の両方で、女性の幸せにもっとも強く影響を与えるのは「仕事」であるという結果も出ています。多くの女性が仕事へのやりがいを求めていますが、理想と現実の間には大きなギャップがあるようです。

現代社会がはらむ問題とは

「思わない」と回答した人の意見では、現代社会の問題点が具体的に取り上げられていました。

・今の時代女性も働かなければ生きていけないのに、家事育児仕事と全て女性がやる人が多いから
・未だに夫婦別姓が叶わないのだから。◯◯議員さんもほとんどが男。そういう立ち位置に甘んじてるのが女
・結婚・出産したいと思っていても奨学金の返済してたら一人暮らしなんて無理だし、今の給料じゃ養うなんて夢のそのまた夢
・以前よりは確かに自由かも知れないけど、結婚したくても子供を産みたくても、経済的に出来ない不自由さがあるのだと思う

男女の賃金には大きな格差があり、女性の賃金は男性の約7割にとどまります。また、国会議員(衆議院)の女性比率は1割未満。夫婦別姓は認められておらず、96%が夫側の姓に変更しています。どの数値を見ても、まだまだ男性中心の社会であることは歴然としています。

・自由な選択は出来るが、日本の社会においては「男性社会に合わせること」が自由の条件になっているので、社会的先進国に比べるとまだまだ自由とは言えない

世界各国の女性の地位を経済、教育、政治、健康で分析する「ジェンダー・ギャップ指数」(世界経済フォーラム/2015年版)においても、日本は調査対象145カ国のうち101位となっています(参照)。現代も女性の自由は、まだまだ条件付きのよう。真に男女平等な社会が実現するのは、果たしていつになるのでしょうか。

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