学歴差別は一生続く? 転職で早慶ブランドに負けないためのキャリアの作り方

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学歴差別は一生続く? 転職で早慶ブランドに負けないためのキャリアの作り方

就活で学歴差別が復活…転職でも?

新卒者の就職市場では「学歴差別」が復活している。早稲田と慶応の学生にしか求人の情報を公開しない企業まであるとか。では、中途採用ではどうなのだろうか。社会に出て、実務経験を積んだ後でも、転職するときに出身校での有利、不利があるのか、転職市場で学歴差別があるか否かについて転職エージェントに話を訊いてみた。

早慶ブランドの強みは続く

Q: 転職市場でも学歴はついてまわるものなんでしょうか。

A: はい、もちろんです。もちろん、応募者を出身大学名で足きりをすることは多々あります。転職を希望する方はネットのサイトに自分のプロフィールを入力して、マッチングした求人がくるのを待ちますが、首都圏ですと、早稲田と慶応の出身者にしか表示されない求人情報もしばしばあります。新卒採用市場と同じく、転職でも学歴フィルターはあります。

なぜ、そういうものがあるかというと、採用の効率をよくするためです。早稲田を出ていても駄目な人もいれば、Fランク大学出身でも仕事ができる人はいます。でも、営業職で1人採用したいのに、何十人も応募してきた時に、全員を検討していたら時間と費用がかかりすぎますから、なにかしらのフィルターをかける必要がでてきます。実務経験何年とか、年齢とかは、表に出せますが、それ以外にアンオフィシャルなフィルター条件があって、それは性別であったり、出身大学だったりするわけです。首都圏だと、早慶出身に優秀な人も多いので、早慶ブランドはやはり強いですね。

ただ、早稲田や慶応出身の女性をみていると、転職がしやすいので、簡単に転職しすぎる人もいますね。もう少し腰を据えてひとつの会社で働いた方がキャリアが積めるのに……って残念に思うケースもあります。

学閥意識は薄まっている

Q: 新卒時はともかくキャリアを積んだ後でも学歴で差別されるのは辛いですね。

A: まったくその通りです。しかし、そういった差別があるのはあくまでも求人に応募があった段階でのみです。企業内部での学閥意識は弱くなっていますよ。エントリーシートが通る段階までは、早稲田や慶応出身は有利になっても、面接試験まできて“早稲田だから採用する”“慶応だから採用する”というケースは減っています。10年ぐらい前だと、ベンチャー企業で、高学歴で人当たりのいい女子を採用して、「この子、東大法学部なんですよ」と社外に自慢して、アクセサリー的に使うこともありましたが、もう、そういう需要もないですしね。

また、新卒採用は一括ですから学歴差別も強いですが、中途採用は様々なルートで人材を探します。ですから、ひとつの企業でも様々な方法で人材を探しています。取引先の人から“うちで求人をするからこないか?”という一本釣りもありますし、うちのように転職希望の方と企業をマッチングさせるエージェントを利用する方法もあります。学歴フィルターよりも、キャリアや実績を重視する募集ならば、学歴は関係ないです。

最近は事務処理もコンピューターソフトでしますが、財務業務で使う会計ソフトは煩雑で、短期間の研修ではそうそうマスターできません。そうなると、自社で使っている会計ソフトを、以前の職場で使いこなしていた人がほしいっていう条件を出してきますね。そうなると、元々、条件にあう人は減るので、学歴フィルターはなくなります。企業求人にはなにかしらのフィルターがつくし、反対に“経験不問・学歴不問”といった職種は超ブラックなことが多いものです。

30歳前後になったら、学歴差別があることを承知しつつ、自分のやってきたことを検証して、これからのキャリアを考えてみた方がいいでしょう。

キャリアやスキルは上げ底しないで、盛らないで

Q: 転職希望者に“これだけはやっちゃだめ”ってアドバイスはありますか。転職エージェントさんが困るのはどんなケースでしょうか。

A: 実務経験、語学力、資格、あと勤務条件などを盛らないでください。最近増えているのは、“残業有り”と求人に明記しているのに、後から“18時までしか会社にいられません”と主張してくる人(笑)。だったら、応募しないでください! 転職のコツは焦らないことです。自分の条件にあった求人がでてくるのを時間をかけて待つことも大切です。

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