
YouTubeより
先日、インターネットセレブリティであるサムさんとニアさんカップルがニアさんの妊娠をYouTubeで発表し、ユーザーから暖かい祝福を浴びました。
しかしその3日後、ニアさんが早期流産したことを同じくYouTubeで発表。その動画は妊娠発覚時の喜びの光景とは打って変わって、2人の悲しみに暮れた表情が映し出され、ニアさんは「流産を経験する女性がこんな思いをするなんて初めて実感した」と語っています。
彼らの一連の発表から、妊娠を報告することについて私たちが学べることを『Huffington Post』は伝えています。
妊娠初期に発表することは間違いではないはず
一般的に、妊娠を周囲に報告する時期はつわりも落ち着き安定期に入った16週目以降の妊娠中期が良いとされています。これは早期流産する可能性を考慮して、確実に出産に向かえると判断できないと周りに迷惑をかけるという考えがあるからです。妊娠を前言撤回するきまりの悪さや、個人情報の不適切な公開だとする見方もあるでしょう。
しかし、記事ではそもそも新しい命がお腹に宿ったという喜びをシェアすることは間違ったことではないはずだと主張しています。今回の2人の妊娠報告についても、何らおかしなことをしていないとの見解を示しました。
誰かに話して感情を共有すれば、精神的負担を減らすことができる
また記事では、ニアさんが動画の中で同じように子どもの喪失を味わったことのある人たちへの追悼の意を表したことに触れ、誰かと感情を共有することはとても大事なことだと指摘しています。
流産を経験したことのある夫婦の多くは、孤独を味わうことが多いでしょう。他人が自分と同じ辛い経験をしたのだと知ることはとても大きな意味を持ちますし、流産の痛みや精神的負担は誰かに話すことで減らすことができます。今後、ニアさんとサムさんと同じ経験をするかもしれない人々は、彼らのおかげで慰められるかもしれません。2人が自分たちの悲劇的なニュースを世界中にシェアしたことは強く勇敢であるし、彼らを記憶に留めておくことで救われる人々がたくさん現れるだろうと一連の行動を評価しました。
ネットの反応は二分
今回の件について、ネットユーザーの意見は分かれました。
・こういった哀しみは、近しい友達でもなかなか分かち合えないこともあるからとても大事なことだと思う
・彼らのように経験談を報告することで、流産の原因と考えられることを多くの人が知ることができる
という肯定的な意見がある中で、
・でも結局プライベートなことを拡散して、ビジネスにつなげているだけじゃないの?
・さすがに妊娠がわかって3日後に「やっぱりダメでした」っていうのは、周りを振り回すだけな気がする
・軽々しく命の消滅を動画やSNSで報告するべきではないし、もっと慎重になるべき
といった否定的な意見もありました。
あなたはこの2人の行動について、どう思いますか。
参考記事:Huffington Post