子供の自立や結婚が気に食わない親たち 7割の女性が「自分の親は毒親だと思う」と回答

子供の自立や結婚が気に食わない親たち 7割の女性が「自分の親は毒親だと思う」と回答
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子供にとって、親は一番初めに愛着を抱く相手であり、その関係をくつがえすというのは並大抵のことではありません。特に、物心つかないうちから絶対服従の暗黙のルールが敷かれると、そのことに違和感を持つことすら困難なものです。

もしあなたが今でも親に対して居心地の悪さや重苦しさを感じているのなら、あなたの親は「毒親」の可能性があるかもしれません。最近、「毒親」と言う言葉が世間で広く知られるようになったのをきっかけに、自身の親子関係のおかしさに初めて気づいたという人も多いのではないでしょうか。

ウートピ世論のアンケートには1200を超える回答が集まり、なんと約7割の女性が「自分の親を毒親だと思う」と答えました。

【アンケート】正直、自分の親は「毒親」だと思う?

※サンプル数:1,249人(8月7日現在)
※ウートピ世論調査結果より(投票結果はコチラ

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<アンケート結果>
「そうだと思う」・・・・・69%
「違うと思う」・・・・・31%

毒親にはいくつかのパターンが存在する

※回答はわかりやすいよう一部表記を変更しています/すべてのコメントはウートピ世論をチェック

・相談事の返しは全て私への否定で始まり、昔の自分自慢で終わる
・人の話聞いてない。自分の都合の良いように脳内変換される。そしてそれを押しつける
・感情を封殺される。親のことで悲しむと「お前にそんな感情をもつ資格はない」といわれる
・「私のため」と言うけれど、全部自分の見栄のために何かと強要してきて、思い通りにいかないとヒステリックに怒りだす
・社会一般で言われる正論を振りかざし、私の気持ちを受け止めてくれなかった。「諭している賢い親」であることに悦に入っているだけだった

毒親には様々なパターンがあるようです。コメントを見ると、「抑圧的で支配的な態度をとり、喚く、脅す」といった恐怖心を与える方法で子供を思い通り動かす毒親もいれば、「いつも正しいことを言いながら子供の行動を完全にコントロールしようとする」毒親、そして「世間では立派で優しい親だと思われている場合でも、子供に選択の自由を与えない」毒親というケースもあるようです。

子供の自立や結婚を喜べない毒親たち

また毒親は、子供が自分の支配下から逃れようとすることを嫌うようです。

・娘(自分)に男の影を感じると全否定してくる
・全ての行動・服装を監視管理。学校の鞄の中、机の中までこっそり管理。気に入ることしか許さない。家事も全て私。帰宅すれば軟禁状態
・暴言を吐く、反抗すると自分の記憶を書き換え、何としても子供が悪いことにする。そのくせ自分が子供の事を一番に考えている体にして世間と分断させようとする
・結婚を前提にお付き合いすることになったといったら、「うそつき」と言われた。二人で楽しく遊べると思ったのに!!と

本来は喜ぶべき「結婚」や「独立」も、毒親にとっては気に食わないことであり、祝福するどころか邪魔しようとすることも珍しくないようです。

「違うと思う」と回答した人の意見は?

・親が至高の存在だと教育されたので、今更毒親という言葉を作られても…なので、毒親ではない

支配的な態度の親すべてが、毒親というわけではないでしょう。家長制度の影響が長らくあった日本社会では、親の言うことに従うことが子供のつとめだと思われてきた部分があります。毒親の分かれ目は、その主張や指図の中に子供が愛情を感じるかどうかではないでしょうか。

・ご飯の食べ方とかあいさつとか姿勢に関してはうるさいけど、その他は自由な家だった。好きな事だけをやって、宿題なんか殆どやったこと無かった
・二人とも個性的で子供の頃は反発したこともあったけど、毒親だと思わないし、仲も良いと思う
・失敗しても挫折しても責められなかった
・ウチの親はかなり希有な方だったと思う。怒鳴ったり威圧することもないし、性差規範や生き方の押しつけもしない。相性もあったろうけどね

残念ながら、ウートピ世論では「毒親ではない」と言う回答は少数にとどまりました。潜在的な数を入れると毒親の存在はもっと多いのかもしれません。

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