泥酔客が火の着いたライターを機内に! 元CAが暴露する、飛行機でのヒヤッと事件3選

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泥酔客が火の着いたライターを機内に! 元CAが暴露する、飛行機でのヒヤッと事件3選

泥酔客が飛行機で起こした怖い事件3選

夏休み真っ盛り。これから旅行の予定がある人も多いことでしょう。飛行機を利用する方は、機内でお酒を飲む機会もあるかもしれません。 国際線パーサー(航空機の客室乗務員のリーダー)を経験した筆者が、ベテランのキャビンアテンダント(以下、CA)でも手を焼いてしまったお客様、特にお酒にまつわる話を暴露します。

1.「うるせー、このお●●こ野郎!」

私がパーサー時代に経験した話です。ギャリー(CA専用の通路)で食事の準備をしていた私に、酔った欧米人の男性が暴れているとの報告がありました。私が男性の元へ行ってみると、「お前たちは教育がなっておらん! 何で頼まれた酒を持ってこないんだ!」と怒鳴っています。

「すでに沢山のお酒を召し上がっておいでのようですので、今すぐ何か別のお飲み物をお持ちいたしますね」と私が立ち去ろうとすると、いきなり私の両肩を力任せにつかみ、「うるせー、酒持ってこい!」と叫ぶのです。これはCAに対する暴行事件ですので、とにかくお客様を一旦着席させ、チーフパーサーに事情を説明しに行きました。

その便のチーフはベテラン女性CAで、男性の元へ行き「これ以上騒ぐとキャプテンに報告し厳罰に処しますよ」と勧告を行いました。すると男性はすくっと立ち上がり、「うるせー、このお●●こ野郎、引っ込んでろ!」と叫んでしまったのです。チーフの顔は怒りのあまり真っ赤になり、何も言わずに戻って行きました。

すると機内アナウンスが流れ、「エコノミーで騒いでいる君、これ以上他の方に迷惑をかけるならば緊急着陸して警察に引き渡すぞ!」と神の声、いえ機長の最終勧告が流れました。私はギャリーからコーヒーを持って男性の所へ行き、周りのお客様にも謝罪をし、ギャリーへ戻りました。

その後、まるで別人のようにおとなしくなった男性は、ギャリーに来て、私やチーフに謝罪をして下さいました。もし謝罪がなければ私への暴行、およびチーフパーサーへの侮辱で本当に警察に引き渡されていたことでしょう。

2.イスラム教徒に「私の酒が飲めないの?!」と迫った女性客

私が乗客としてイタリアからロンドンへ戻る際の機内で起こった事件です。私たちの後ろの席にイスラム教徒のお母さんと娘さん、その横に白人の女性が座っていました。順調に飛行を続け1時間ほど経った頃、後ろが何やら騒がしくなってきたのです。ちょっと席の隙間から覗いてみると、白人女性がへべれけに酔っていて、隣に座るイスラム教徒のお母さんにお酒を薦めているではありませんか!

イスラム教で飲酒は禁止されていますので、お母さんは身振り手振りで断ろうとしています。どうも英語ができないようです。それが数分続いた頃、娘さんが毅然と立ち上がり、英語で「いい加減にしなさいよ、この酔っ払いのビッチが!」と怒鳴ったのです。

お母さんは泣いてしまい、娘さんと酔っ払いが睨み合っています。「せっかくお酒を上げるんだから飲めばいいじゃないの」「私たちはお酒を飲まないの」「それって宗教という名の束縛だわ。もっと自由であるべきよ」と口論をしています。

エスカレートしてきた口論はすでに機内全員の注目の的になっていました。するとチーフCAの女性が歩み寄って来て、白人女性に向かって大声で「いい加減にしなさい! さもなくば拘束して最後列に縛り付けるわよ!」と怒鳴ったのです。

するとさらに後列の方から酔っ払いの彼氏らしき巨体の白人男性がやって来て、チーフCAに「俺の女に何しやがる」と詰め寄ります。しかしチーフCAはひるまず「アンタも一緒に縛り付けて、着陸早々警察に差し出してやるから!」と一喝。これで酔った2人はチーフCAに屈服し、彼女にエスコートされるまま2人仲良く最後列に強制移動させられました。機内が拍手の嵐に包まれたのは想像に難くないと思います。

3.「お前ら全員道連れだ!」とライターを取り出した酔っ払い

友人の男性CAが搭乗していた便で欧米人の男性が悪酔いをしていました。どうも搭乗前から酔っていたようで、CAたちも気を配っていたそうですが、ついに大声を出したり暴れたりし始めたそうです。

大柄のそのお客様をムリに着席させるには1人のCAではどうにもなりません。そこで数人の男性CAがお客様の元へ向かい、静かに着席するよう威圧します。しかし酔ったお客様はさらにお酒を要求し続けます。そこで友人は「危ないですからとにかく座って下さい」と男性の腕に手をかけようとしました。

するとお客様はその手を払いのけ、ポケットからオイルライターを取り出し着火し、「言うことを聞かなければ火をつけて全員道連れだ!」言うのです。CAたちが飛び掛る間もなく、そのお客様は自分の座席にその火の着いたライターを投げました。周りのお客様達から悲鳴が上がりましたが、CAたちは知っていました。座席はライターぐらいでは発火しないことを。数人のCAがここぞとばかりに男性に飛び掛り、無事にライターも回収しました。そのお客様は手首を座席に手錠で拘束されて、着陸時に逮捕されました。

楽しいはずの空の旅が、お酒の飲みすぎで台無しに。どうぞ皆様がこのような目にあわないことを願っております。

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