教えて! ブルボンヌ先生 「ワガママと自由の境界線」 第18回 毎日がつまらない

「日常にドラマが欲しけりゃ、コピー機で股間でも印刷すれば ?」 安定した毎日に退屈した女の人生相談 vol.18

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「日常にドラマが欲しけりゃ、コピー機で股間でも印刷すれば ?」 安定した毎日に退屈した女の人生相談 vol.18

安定した毎日に退屈した女の人生相談

第18回 トキメキが足りない

毎日仕事が忙しく残業の日々。充実はしていますが、疲れが溜まって休日も1日中寝てて終わりです。付き合って6年目の彼は、もはや空気のような存在。何を見ても何も感じずトキメキ不感症ぎみです。でも、平凡でつまらない人生は嫌です。どうすれば私もブルボンヌさんみたいに楽しく毎日を送れるのでしょうか。(32歳・営業)

    楽しそうに見えても、孤独や虚無感だってあるのよ!

ときめき、ねぇ……。とりあえず、家じゅうの洋服をかき集めて一着ずつ胸にあてていくと、ときめいたり、ときめかなかったりするらしいわよ!(って世界のこんまりちゃんが言ってた)

てかさ! 「どうすれば私もブルボンヌさんみたいに楽しく毎日を送れるのでしょうか」ってのが、聞き捨てならないわけ! 確かにアタシは基本、デコった顔を晒して楽しそうに振舞うのが仕事だから、そのようにお見せしてますけどね。そんな表面だけ見て、イコール全て楽しい日々だ、なんてとんでもねえわよ。

アタシらみたいな仕事は、お祭りみたいなもんだから、山車と同じで、華やかそうでいて近くで見たらけっこう雑なハリボテだし、モテはやされる時間が過ぎたらゴミにされるか倉庫の片スミに追いやられるの。そもそも、お祭っぽくはしゃぐ瞬間を過ごすほどに、まさに「祭の後の静けさ」と言うくらいで、突き落とされるような孤独や虚無感も味わうものなんだから。

    ドラマが欲しければ「安定」を壊せばいい

あなたの、「忙しい仕事もあり、付き合って6年の彼氏もいて」ってのは条件的には十分に満たされてる状態だってーのにね。何をこんな、いろいろボロボロな女装おじさんを羨んでんだか。

ホント人って、波乱の中では穏やかな日々を願い、退屈な繰り返しの中ではドラマを求める、ないものねだりな生き物だわよね。人より際立って楽しそうに見える何かは、その裏に同じくらい際立った暗い面や苦労、覚悟も抱えてるもんなのに。

簡単に言っちゃえば、あなたの「物足りない」状況は、あなたが保身のために作り出し持続させている「安定」の形なんだから、ドラマチックに変えたければそれを破壊すればいいのよ。会社で突然ブチ切れて上司に「てめえ五寸釘ぶちこむぞ!」とか叫ぶんでも(内館牧子先生脚本『エイジ・ハラスメント』がオカマに人気!)、コピー機にまたがって股間を大量印刷してみるんでも、穏やかな日常をドラマに変えるアクションなんて、いろいろあるでしょ。

    アナタにできるプチドラマを探してみて

もちろん、6年目の彼氏だってそう。恋パワーが持続してる3年目までに婚姻契約や子作りをしない男女関係なんて、オカマの馴れ合いとたいして変わんないんだから。2人の間の情熱は冷めて、かと言って親や子供に責任を持つ社会単位になるつもりもないなら、誰に義理立てしてんのって話よ。それこそスキモノオカマばりにばんばん浮気とかして、性愛的な刺激だけでも得ることだってできるでしょ。でも、あなたはそこまで吹っ切れてるわけじゃないのよね~。

人生ってのは、時間軸の上でプラスとマイナスに振幅して描かれる軌跡。あなたは穏やかな振幅を望んで作り出し、その安心の上で奇抜な他人を見て「いーな。楽しそうだな」って羨んでる。でもそれは、他人のプラスに飛び出た部分だけを見て言ってるのよ。プラスに必ずついてくる、飛び出たマイナスも背負うこともできなきゃ、味わえないものなんだからね。

まあ、いきなり奇行や性的奔放さに目覚めすぎるのもどうかと思うから、現実的にやれそうなのは、今の生活を客観視したものと、自分の望みとを書き出して、自分の想いを確認・整理すること。その上で、どこをどれくらい削って、その分何を盛り上げていくか、自分なりの起伏作りの方向性を見据えることじゃないかしら。

    自分に合ったスリルレベルの設定を

今まで身に付けなかったジャンルのファッションに挑戦する、でも、断食して食の感動を知り直す、でも、彼氏のアナルを責めてみる、でも、何でもいいのよ。穏やかな日常ベースのままでも、プチドラマはいくらでも作り出せるはずよ。

そしてドラマの設定ってのはあなたが動き出さなきゃ、変わらない。放っておいたらつまらない設定を選んじゃうのがあなたなんだから、これからは意識的に自分を楽しませる特殊な選択も織り込んでいったら? そして、それに伴うプラスとマイナスを味わった上で、身の程に合ったスリルレベルを見極めていけばいいんじゃないかしらね。

そうね。アタシが羨ましいってんなら、まずは付けまつげドッサリの女装メイクでド派手なドレスを着て、真っ昼間の街中をお散歩してみて。平凡じゃなくなる喜びと悲しみが即席で味わえるわよ!

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