美の追求がついにここまで来てしまった。18歳のベネズエラ人女性が、痩せて美しくなるために選んだダイエット法は、なんと舌にプラスチックのメッシュパッチを縫い付けるというもの。ベネズエラのビューティークイーン達を特集したBBCのドキュメンタリーで明らかになったのは、美に対する彼女の異常なまでの執着心だった。
舌にメッシュを縫い付ける?!
自らの舌にメッシュパッチを縫い付けたのは、18歳のウィー・マイ・ナヴァ。2013年に行われたコンテストで5人のファイナリストに勝ち残った、準ミス・ベネズエラだ。彼女が行った、舌に直接メッシュパッチを縫い付ける手術は、アメリカの整形外科医のDr. ニコラス・チューゲイが開発した画期的なダイエット方法。今まで80人ほどの患者にこの手術を施している彼は、この舌のパッチをミラクル・パッチと呼び、あらゆる体型で悩む人々に推奨している。現在、アメリカだけに留まらず中南米でも人気となっているという。
気になるそのつけ心地
見るからに痛そうな舌パッチだが、そのつけ心地はいかがなものなのか。ナヴァはインタビューで「痛みが強く、固形食は一切食べられません。でも、これで早く痩せられるんです」と話す。固形食を口にするとパッチによって痛みが伴い飲み込むことができないので、スープなどの流動食しか口にできないのだという。すでに細くスレンダーにもかかわらず、そこまでして痩せたいという彼女は驚くべき執念の持ち主だ。
どのくらい痩せられるの?
個人差はあるが、この手術によりほとんどの患者が1か月で15kgほど 痩せているそうだ。通常、この手術は肥満に悩む人々に行われるべきものなので、痩せる速度はかなり早いと言える。 着用期間はだいたい6週間~2か月くらい。
料金はいかほど?
アメリカで行われている手術では、日本円で20万円前後だそう。
美が貧困から抜け出す鍵
こんな手術を行ってまで、痩せて綺麗になろうとしたナヴァには理由がある。国民の多くが貧困に苦しむベネズエラで、ビューティーコンテストで勝つことは貧困から抜け出せる鍵なのだ。 ナヴァはBBCのインタビューに対し「ミス・ベネズエラになれば、家族とわたしが経済的に楽になる事は間違いないと思います。そしてきっと、このハーレムから抜け出す事ができるでしょう」と答えている。ナヴァは、家族も背負ってビューティーコンテストに望んでいるのだ。
そんな彼女が行った舌パッチダイエット、あなたはどう思いますか。考案者のDr.チューゲイ自身が「健康的ではないが、不健康ではない」と語るこの方法は、痛みを伴いながらも確実に体重を落とすことができる。そんなちょっと怖〜いダイエット、挑戦してみたいですか?