「怒れる女子会」呼びかけ人の弁護士・太田啓子さんインタビュー(前編)

オッサンとは“弱者への想像力”に欠ける人 「怒れる女子会」呼びかけ人が語る、女性が政治を語る意味

オッサンとは“弱者への想像力”に欠ける人 「怒れる女子会」呼びかけ人が語る、女性が政治を語る意味

母は子どもと一緒に「規格」から外れる

――というと?

太田
:扱いが軽い感じ。母親になった瞬間に、なんかこうタメ口で話されるというか。

――誰からですか?

太田:例えば役所の人とかですね。保育課に赤ん坊抱っこして相談に行ったりする場面で。私は25歳ぐらいから弁護士をやってきたので、仕事では年上の方からも「先生」と言われていました。それで思い上がっていたとはあまり思いたくないけれど、名刺がない一人の母親になったら、途端にそれまで受けたことのない対応をされるようになったと感じました。弁護士という肩書で多少オッサン的なポジションにあったんでしょうね。もしお父さんやおじいちゃんだったら、役所の人は同じ対応をするのかな?と思いますね。

抱っこひもで子どもと歩いているだけで、「お母さん偉いよね(笑)」って、下げつつ敬う……みたいなね。多分両義的な扱いを受けるんですよね。「お母さん偉い」って言うけれど、どこかイラつきとか軽んじがあるような気がする。

――「理想のお母さん像」から外れるとイラつかれるということでしょうか?

太田:それもあるでしょうし、そもそも社会の「規格」そのものに沿った行動はなかなかできなくなりますから。早く歩くとか。ちゃんと横を空けるとか、駅や電車で騒がないとか、子ども自体がそういう「規格」から外れているわけですよ。で、一緒に母も外れちゃう。

>>後編へ続く:男もオッサン政治にはうんざりしている 「怒れる女子会」呼びかけ人が語る、女性も男性もハッピーな社会

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