若く見えることなんてダサイ! 60歳以上のオシャレ女子が伝授する、老いてなお輝くための4つの法則

「年をとるのが怖い」女性なら誰でも感じることです。毎朝鏡を見て、法令線を気にしたり、シミにドキっとしたり……。いつまでも若く見られていたいという気持ちが、一時流行った「美魔女」を生み出したのでしょう。でも正直、若作りしても維持できるのは短期間です。だって時の流れは誰にも止めることはできませんから。
映画『アドバンスト・スタイル そのファッションが人生』はNYに住む60歳以上のオシャレな女性たちを追いかけたドキュメンタリーです。この映画に登場するマダムたちの素敵なこと。みんな老いることを恐れないどころかパワーアップしている! その美しさ、カッコ良さの源はどこ? そこで『アドバンスト・スタイル そのファッションが人生』に登場するオシャレ女子の先輩たちから、老いてなお美しく輝くコツを伝授してもらいましょう。
1.自己評価は甘くてよろしい
この映画に登場する女性たちは、みんな自分に自信を持っています。フツーのおばあちゃんが見たら目玉が飛び出しそうなほど派手だけど、「これが自分のスタイル」と堂々と着こなしていてカッコイイ。そんな自分のことを95歳のゼルダ・カプランさんはこう語ります。
「人は年を取ると自分を受け入れられるようになるわ。自己評価が寛容になるの。私はいつも自分に寛容。私は私、どうにもならないでしょう」
人にどう見られるか気にしたり、好かれるようにしたりしがちですが、そんなこと考えなくていいのです。自己評価は甘くてOK。「ありのままの私が一番!」そう思える強さがマダムたちの年齢になると手に入るのです。
2.若く見えることなんてダサイ!
マダムたちはみんな「自分を若く見せたい」なんて微塵も思っちゃいません。年相応の女性でいるというより、オンリーワンでいたいのです。80歳のジョイス・カルパティさんは
「若く見えるよりも、魅力的に見えるようにしたいの」
と、語ります。そうです、年齢なんてどうでもいい。とにかく「あの人、ステキ、魅力的!」と思われる人でいる方が、いくつになってもモテ女でいられるのです。若いから魅力的なのではなく、その人自身が素晴らしいからステキなのです。若作りがダサいのは、魅力的な女性の本質がわかっていないからでしょう。
3.自分のドラマを紡いでいこう!
様々な経験をしてきたマダムたちには、それぞれドラマがあります。それは年を取らないと手に入らない物語。79歳のリン・デルさんは語ります。
「人生という劇場のために毎日着飾るの。永遠に終わらないショーよ」
一生懸命生きてきたからこそ、今がある、人生の主役は自分なのです。アラサーのみなさんだって振り返れば悲喜こもごも様々な経験をしてきたはず。それはまさに人生劇場。「これからもいろんなドラマを自分で紡いでいくんだ!」そう思えば、老いることも楽しみになってきませんか?
4.老いて手に入れる自由
若い女性はそれだけでチヤホヤされます。でもアラサーのみなさんはそのようなチヤホヤ体験が減っていく年齢。でも、だからこそチャンス、これからが人生のハイライト。なぜなら年齢とともにオシャレも人生もどんどん自由になっていくからです。
93歳のイロナ・ロイス・スミスキンさんは
「今のファッションは何でもアリ。この年になったら、本人が良ければいいと思う。オシャレは自分のためだもの」
と言っています。
若いときは社会のルールに縛られたり、人の評価に一喜一憂したりするものです。でも年齢とともに、そんな縛りは消えていくということが、映画『アドバンスト・スタイル そのファッションが人生』のマダムたちを見ているとわかります。固定観念や規制の枠を取っ払って、自由に生きて、自由にオシャレしていますからね。だからとても楽しそう!
「年を取るって面白そう、何でもできそう、ワクワクする!」そう思った人だけが、映画『アドバンスト・スタイル そのファッションが人生』のマダムたちのように、老いても輝けるのです。
『アドバンスト・スタイル そのファッションが人生』
5月29日(金)よりTOHOシネマズ シャンテ、TOHOシネマズ新宿ほかにて公開 全国順次ロードショー