FIG&VIPERデザイナー・植野有砂さんインタビュー

Instagramのフォロワー数は21万人! いま話題の25歳「ネオギャル」植野有砂の仕事観と結婚観

Instagramのフォロワー数は21万人! いま話題の25歳「ネオギャル」植野有砂の仕事観と結婚観
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次世代の女性リーダーが考えるキャリア

植野有砂さん

ギャルの進化系の“ネオギャル”として注目を集め、Instagramのフォロワー数は21万人! モデル、DJ、ブランド「FIG&VIPER」デザイナーで、10代から20代の女の子に強い影響力を持つ“インフルエンサー”でもある植野有砂さんに、25歳の今考える「キャリア」と「結婚」について話をうかがいました。

次世代のリーダーの仕事観とは

――DJ、デザイナー、モデルなどなど、精力的に活動されていますが、植野さんにとって仕事とはズバリ何でしょう?

植野有砂さん(以下、植野):「生きるためにすること」です。仕事は好きだし楽しいけれど、それだけじゃない。

「FIG&VIPER」の仕事にフォーカスすれば、デザイナー業務にプラスしてブランドのフェイスとして誌面や媒体に露出したり、PRするのが私の仕事です。自分で発信したことがダイレクトに返ってくる分、ブランドをより良くしていこうという気持ちは誰よりも強く持っています。

――英語で発信もされていますが、海外からのリアクションはどうですか?

植野:InstagramとかSNSに英語でもポストしているので、海外から反応をたくさんいただいています。それはすごく嬉しいことでもあるのだけど、日本だけで展開してる「FIG&VIPER」としては、“海外の人が可愛いと言ってくれてる”ことがブランディングの1つになるだけで実売には繋がらない。でも、ゆくゆくは海外展開を視野に入れているので、そのときまで目を離さないでいてもらいたいとは思っています。

自分自身のブランディングは会社経営に似ている

――昔から英語は得意だったんですか?

植野:英語を始めたのは中学からですが、英語が好きで英会話にも通ったし、大学では英語を専攻しました。よく「留学してたの?」と聞かれるんですけど、私は自分で勉強して話せるようになったタイプ。だから「英語が話せるようになりたいんだよね」って言われると「勉強しなよ」って答えます。

――努力家なんですね。

植野:自分が努力したことに対して、しっかり結果が戻ってくることが好きです。それは仕事も一緒。仕事で忙しくても、そこに結果が伴わないんじゃ意味がない。

仕事で成功してる人の話を聞くと「私もやってやる!」って燃えるんですよ(笑)。元々男気質のところがあるから、経営者の話にインスパイアされることが多いですね。「FIG&VIPER」のデザイナーとして働きつつ、他にもDJやモデルとして自分自身をブランディングしていくのって会社経営と近いものがある気がしています。

25歳の今考える「結婚」と「出産」

――植野さんは今年で25歳ですが、恋愛や結婚、出産という女性としての生き方と仕事の両立はどう考えてますか?

植野:昨年、 5年ぶりに彼ができたんですけど、アメリカと日本の遠距離恋愛なんですね。でも、月に1回は会ってるし、会えば1週間くらい一緒にいるので普通のカップルより会う時間は多いかも。もちろん、彼となら結婚してもいいと思って付き合ってるけど、それは1人で決めることじゃないし、今すぐどうこうは考えてません。

ただ、子供は……。やっぱり結婚より子供のことを考えちゃうけど、まだ全然無理! 自分のやりたいことをやりきってないし、もし子供を産んだらちゃんと育てたいし寂しい思いもさせたくないと思う。

彼と付き合う前は、子どもを産むことが現実的じゃなさすぎて「今すぐ産みたい、遺伝子を残したい」と思ってました。私は、これまで私が経験したことすべては将来の遺伝子のためだと思っているところがあるんです。いつかその子に話すために旅したり、面白いことを経験したりするんだって。

でも、いざ彼ができたら「まだ私には絶対無理」って思いました。彼もアメリカでマネージメントの仕事をしていて忙しいし、私もまだ子育てに十分な時間を作る余裕がない。30歳までに結婚は考えるかもしれないけれど、子どもはまだかな……。

年を重ねることが、今は楽しみ

――同世代だけじゃなく、各方面から注目を集めてらっしゃいますが、活動を通して伝えたいメッセージはありますか?

植野:日本の若い子にはもっと勢いを持って欲しいですね。最近、おとなしい子が増えたなーって思うんですよ。ただ傍観してるだけというか。

――どうせ私には無理、と思っているのかも?

植野:「やりたいけど自分にはできない何か」があるってことなら、ダメかもしれないけど一度やってみればいい。とにかくもっと外に出て、色んな人と出会って、色んな経験をして自分の世界を広げたら絶対に面白い。

もちろん、そこには運や巡り合わせもあるから、必ずうまくいくとは限らない。でも確実に新しい世界があるし、そこから新たな興味が生まれることもあると思います。

私、25歳になって歳を取るのが楽しくなってきたんですよ。昔は、25なんておばさんだと思ってたんですけど(笑)、仕事をはじめてから素敵な大人に出会うことが多くて、その人たちと話すのがとても楽しい。私ももっと色んな経験をしたい、これからどんな経験が待ってるんだろうって考えるとワクワクして、歳をとるのが楽しみになりました。

やりたいことがあったら口に出してみればいい

――「素敵な大人」とはどんな人ですか?

植野:バリバリ働いているのに、32、33歳でいきなり別分野に飛び込んじゃったり。今まで築いた地位とか肩書きに甘えず、新しいことを始めようとする姿がカッコいいなと憧れます。そんな人たちはみんな「20代より30代の方が断然楽しい」って言うんですよ。だから、年齢に縛られずにやりたいことがあったら、いつでもやるべきだし、できなかったことは今からでもした方がいい。

それから、何かやりたいことがあったら、とにかく口に出して言ってみるといいと思います。私、今まで口にしたことはほとんど実現してるんです。会いたいと思っていた人には会えているし、したいと思っていたことはできているし、憧れてた海外アーティストさんとも一緒に仕事できた。

――まさに言霊ってやつですね。

植野:運がいいといったらそれまでだけど、きっと私が発した言葉を誰かが覚えていてくれて、それが繋がったんだと思います。だから、人を巻き込む力っていうのも大事。インスタグラムやフェイスブックで発信したことが誰の目に留まるかわからないじゃないですか? 想いは内に秘めてるだけじゃ何も始まらないから。

日本人はポテンャルがあるのに発信が苦手

――ネットと言えば、ブログで「今は東京でやることがある」と書いてましたが、植野さんにとって東京とは?

植野:生まれ育った街、愛がある場所ですね。やっぱり先進国であって欲しいし、ほかのアジア諸国に負けて欲しくない。日本人ってポテンシャルがあるのに発信するのが苦手な国民性だと思うんです。そこが謙虚さや低姿勢といった日本人のいい部分でもあるんだけど、それだけだと思われたくないから、もっと発信していきたいです。

ずっとNYに留学したいと思っていたんですが、ここ半年ですっかりその気持ちがなくなっちゃったんです。1年も仕事を空けられないっていうのが理由ですけど、それって日本で自分が必要とされているってことじゃないですか。それに応えたいから東京ベースでいたいと思うし、東京ベースだからこそ海外からもフィーチャーしてもらえると思っています。だから今は「TOKYO」というワードを大切にしていきたいですね。

――植野有砂が描く、次のステップとは?

植野:今やっていることにある程度満足できたら、ゆくゆくはプロデュース業をしてみたいと思ってます。空間、ファッション、音楽のどれかはまだわからないんですけど。一番興味があるのは人をプロデュースすることです。

――人をプロデュースする仕事ですか。植野さんが子どもを産んだら、すごいママになりそうで楽しみです。

植野:普通のお母さんになってるかも(笑)。でも今は母親になっても働いていたいと思います。色んな話をしてあげられるような物知りなママになりたい。そのためにも、まだまだガムシャラに働きます!

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