「収入が低い!」
男性にとって超・深刻なコンプレックスの一つです。これまで、チビだのハゲだのデブだの、様々なメンズコンプレックスを取り上げてきましたが、大げさに言うと、低収入コンプレックスに比べりゃ屁みたいなもの。というわけで今回は、低収入な男性に的を絞り、彼らの魅力についてプレゼンテーションしていきます。三度のメシよりリッチ男性が好物の筆者にとっては、だいぶハードルの高いお題ですが、逆から考えると、リッチ男性フェチの女性にこそ、お読み頂けると幸いです。
低収入=負け組のイメージ!?
まずは、男性がなぜ低収入にコンプレックスを持つのか、その背景に迫りたいと思います。
vol.1の『低身長男子なら女性に人気の“あの体位”だって楽チン!』でも触れましたが、昭和時代の「三高至上主義」が尾を引いているのでしょう。女性とは、身長・学歴・給料が高い男性を好むものだと……。
また、一億総中流とされていた昭和は終わり、平成は所得格差が著しい時代です。バリバリ稼いで、タワーマンションの高層階に住み、高級外車を乗り回す富裕層がそれなりの数存在する一方、フルタイムで労働しているにも関わらず、貯蓄だなんて夢のまた夢で、日々暮らしていくのがやっとの、ワーキングプア層の数も、決して少なくないのが現状です。要するに、二極化しているということ。二極化=勝ち負けに置き換える風潮も影響し、「低収入=俺は負け組」という意識に悩まされるのでしょう。
低収入=仕事ができないイメージ!?
次に、一般女性がなぜ、低収入男性を敬遠するのか、その理由について。リッチ男性をこよなく愛する筆者の言い分ですが、決して「ブランド品を買ってくれないから」とか、「高級レストランでのデートが期待できないから」などが理由ではありません。
男性の収入とは、「仕事ができるかできないか」を判断する目安のようなもの。女性はなんだかんだで、仕事ができる男性に惹かれる傾向が強いですからね。そのため、低収入の男性に対しては、「もしかして仕事ができない、無能な窓際族なのかしらん?」と、マイナスイメージを抱きがちなのでしょう。
「低収入=ケチ」に非ず
ここからは、気分を変えて、低収入男性のサポート側に回ります。まず、「低収入=ケチ」とは限りません。低収入だろうと高収入だろうと、各々「この部門には金をかけるが、この部門には金をかけない」などのMyルールがあるものです。「日々の暮らしは慎ましやかだが、カノジョとのデートにはフンパツする」というタイプはざらにいます。逆に、「時計やスーツには金を惜しまないが、オンナにはケチる」タイプのリッチ男性も存在するのです。むろん、低収入男性のフンパツには限度があるかもしれませんが、ケチな金持ちよりもうんと愛情を感じられますよ。
育成の喜び
低収入男性を「育成」し、収入を激増させるタイプの女性が、ごく少数ですが確かに存在します。彼女たちは、彼氏の低収入を責めることなく、さりげなくアドバイスを重ね、転職を促したり、営業職やフリーランスの男性に対しては、収益アップのコツとなるヒントを提供するのです。
彼女たちは、デートテクニックも実にお見事! 低収入彼氏にあわせて安居酒屋でハイボールを飲むこともあれば、ちょっとお高いレストランにも連れ出し、「お金があるって良いなぁ」という感覚を、身を持って体験させるのです。惚れたオトコが、自分のプロデュースで成長し、最終的に稼ぐオトコへと変貌を遂げた際の喜びはひとしおですよ。
女性の憧れ、本当の「壁ドン」体験できちゃう!
低収入男性とのセックスには、シティホテルのキングサイズベッドで営むセックスにはない興奮があります。「ギシアン」です。
平成世代の若いお嬢さん方には馴染みのない言葉かもしれませんね。ピストン運動の振動で、安ベッドがギシギシと軋む音をBGMにアンアン喘ぐ様子を指します。故・尾崎豊さんの名曲『I LOVE YOU』にも、
「♪きしむベッドの上で 優しさを持ち寄り きつく体 抱きしめあえば♪」
という歌詞がありますね。まさに、あの世界観が堪能できるというわけです。
さらに! 低収入男性が居を構えるのは、壁の薄い安アパートであることがほとんど。ギシアンの声が隣室に伝わり、「壁ドン」されるのも一興。本来、「壁ドン」とは、男性が女性を壁に追い詰めてドンと手を突く行為……に非ず! 壁が薄いアパート内でのセックス中に、隣室住人から抗議の意味で壁を叩かれるシチュエーションこそが壁ドンなのです。本家本元の壁ドンを堪能できますよ。
テレビ等に登場する、いわゆる「貧乏芸人」さんを見ていると、貧乏=決して不幸ではないと、再認識させられます。「惚れたオトコが低収入!」と悩むよりも、その事実とどう向き合うか、明るくポジティブに検討しましょう。