女性は食事で性欲と同じ快楽をえる! 脳科学から考える、デートで男女間ギャップが生まれるワケ

女性は食事で性欲と同じ快楽をえる! 脳科学から考える、デートで男女間ギャップが生まれるワケ

脳で検証! バレンタインの男女ギャップ

もうすぐバレンタイン。甘い一日を過ごしたいと気合を入れたのに、ささいなすれ違いからケンカをしてしまい、「どうして分かり合えないのだろう……」と思ったことは、誰しもあるかと思います。

男女がお互いの気持ちを理解できない原因は、そもそも男女の脳の仕組みが違うからという説があります。男女の脳の違いとして代表的なのは、右脳と左脳をつなぐ“脳梁”の形と大きさが違うところ。この脳梁が男性のそれより女性の方が大きいため、左右の脳の連絡が良く、女性の方が脳全体を使ってバランスの取れた脳力を発揮できると言われています。

では実際に、みんなが経験した“男女のギャップ”について、脳の性質から検証しましょう。

    「オシャレしたのにすぐ脱がされた……」ファッション編

「バレンタインディナーということで、お気に入りの清楚なワンピースを着ていったところ、彼が連れてってくれたのは、最もお気に入りのお店という焼き鳥屋……。彼は普段着で来るし、気合の入れた服装はアンバランスで浮くし、泣きそうだった」(アイさん・女性28歳)

「気合を入れてホテルを予約! いいムードだったのに、ベッドで急に冷たくなる彼女。後でその理由を聞いてみると、『今夜のためにネイルサロンにも行き、セクシーな下着も新調したのに、全く気づかず、すぐに脱がせたから』……」(ケンジさん・男性・33歳)

独自の脳研究で知られる感性アナリストの黒川伊保子さんは、著書『恋愛脳―男心と女心は、なぜこうもすれ違うのか』で、女性の特徴をこう説明しています。

「目が大きいとか、鼻が高いとか、肌や髪が美しいとか、化粧の仕上がりとか、そういう『部分』をしっかりと観察しているのである」

その一方で、男性は

「男は、美人も、空間で認識する。女の存在空間の中での、佇まいのような美しさのようなもので、彼女を美しいと思うのである」

つまり、女性が男性にアピールする場合は、“全体像”がどうあるかに気を遣う方が効果的だと言えます。服装やネイルなどの細かい部分よりも、姿勢を伸ばして歩いたり座る美しい佇まいだけで、男性は満足してくれるのかもしれません。

    「バレンタインなのに居酒屋……」デートの食事編

「B級グルメ好きの彼とのデートは、いつもB級のお店。バレンタインくらいオシャレして出かけたい!」(ヤヨイさん・女性・34歳)

「バレンタインには、店長とも仲良くしている行きつけのお店に連れて行ってあげたい。ここはお気に入りだから、どうでもいい女の子は連れて行けないし、店長にも彼女を紹介したい」(タカシさん・男性・30歳)

女性からはさらに、「割り勘にされて一気に冷めた」「食事の好みが合わないから、付き合えないと思った」という意見も。女性の方が、空間も含めた食事へのこだわりが多いようです。

また、女性の脳と食事に関して、脳機能ナビゲーターの岡田耕一さんは「実は女性脳は、食欲と性欲に深い関係がある」といいます(参照:ブログ「なぜ7年で人は飽きるの?脳機能で磨く『恋愛力』『販売力』」)。

「満腹中枢が女性の性欲と密接な関係があるのは、性的快感を感じる部位と、満腹中枢が女性は、ほぼ同じ位置にあるんです」

女性の脳では性欲と食欲を感じるところがなんと同じ場所で、女性は、食事でもセックスと同じような快楽を感じるというわけです。しかも、「満腹中枢と性的快感を得る部位が同時に、それぞれの役割を果たすとは、考えにくい」とのことですので、「食事が盛り上がって、つい食べ過ぎた」という状態になってしまったカップルは、食事のあとにホテルを予約していても、食事で満足してしまってセックスにまで至らないということになりそうです。

このようにデートでパートナーにイラッとすることが起きても、それは「脳の違いが原因だ」と思えば怒りも収まるはず。年に一度のバレンタインデー、恋人と甘い時間をお過ごしくださいね!

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