私はどちらかというと肌が強く、肌トラブルとはほとんど無縁。高価な基礎化粧品を試してみたこともありましたがあまり効果がわからず、以降は「気軽に購入できるもの」を使ってきました。
そんな私が40歳を目前に、肌の不調を自覚しました。乾燥でメイクのノリが悪い、毛穴がたるんでいるなど、「こんな肌質だっけ?」と思うことが急に増えたのです。いつものケアを続けていても、肌の調子はなかなか万全だと感じることはありませんでした。
そんなとき、fracora(フラコラ)から肌の角質細胞を守りながら「洗い流す美容液」というコンセプトで作られたという「HITOKAN」のクレンジングバームと洗顔料をご紹介いただき、試してみることになりました。
洗顔なのにケアしているような新感覚
HITOKANは、エイジングケア美容シェアNo.1*ブランドのフラコラが展開するシリーズのひとつです。フラコラでは「細胞から考える」を掲げ、大人の肌や髪、インナーなどに美しさや健康をもたらすために、生命科学の最先端の知見を取り入れた美容アイテムを多数開発しています。
*化粧品マーケティング要覧2023No.1 美容液抗老化2020 年~2022 年実績(株)富士経済
その中でもHITOKANは、大人のためのスキンケアシリーズ。アラフォー世代にど真ん中のアイテムなんです。
まずは朝の洗顔を「HITOKAN ポアウォッシュセラム」(80mL/税込3800円)に変えてみました。洗浄成分と肌荒れ防止成分が含まれたブルーの層と、ヒト幹細胞培養エキス(整肌成分)など美容の成分でできた透明の2層に分かれているのが特徴。
使用前にシャカシャカと振ると、青みがかった白濁色に。こちらを1プッシュ手のひらに馴染ませて顔に塗るイメージで伸ばします。普段は乾燥肌のため余分な皮脂を落とすのが嫌で、朝洗顔はぬるま湯のみだったのですが、こちらの洗顔料は洗い上がりがサッパリというより、しっとりとした印象。ベタつくこともなく、化粧水を塗る前に肌を触ってみるともちっとしていました。
いちばん驚いたのはその後のスキンケアです。通常なら洗顔後の肌は乾いたスポンジのようにぐんぐんと化粧水が染み込んでいくのですが、HITOKAN ポアウォッシュセラムのあとはゆっくりと化粧水が吸い込まれていくようでした。
夜のメイク落としは、「HITOKAN ボアクレンズ メルティバーム」(90g/税込3800円)を試しました。私がまず惹かれたのはW洗顔不要とマツエクをしていても優しく使えばOKというところ。時間がないのと過剰に皮脂を落としたくないため、今までもW洗顔不要はマスト。さらにマツエクをしているので、マツエクが取れない成分を……と、選ぶ幅も広くはありませんでした。今回は自分の求めるモノ全てがマッチしていたので、本当に楽しみでした。
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バームは少々弾力があり、ハチミツより少し硬めのテクスチャーです。手に取った瞬間、爽やかなシトラスフラワーの香りがして、顔に伸ばすと、バームをつけた場所がじんわり温かく感じられました。
「HITOKAN ポアウォッシュセラム」も同じ香りですが、クレンジングバームの方がしっかりと香り、リラックスできます。アイメイクもするすると落ち、洗い上がりはしっとり。美容クリームを顔につけたあとのような心地良さがありました。
2週間使うと、メイクが楽しくなった
2週間ほど続けてみて、まずメイクのノリが変わったのをとても実感しました。以前は粉を吹いたりムラができたりするもののどう対処したらいいかわからず、エイジングのせいだと諦めていたのですが、ベースメイクが「つるん」と仕上がり、20代の頃のような悩み知らずの肌へと戻ったようで思わず笑みがこぼれました。乾燥がより厳しくなる冬はさらに本領を発揮してくれそうです。
HITOKANを使用して気づいたのは「自分に合うモノ」を選ぶことの大切さ。肌に不要なものを「落とし」、必要なものは「守る」。シンプルな考え方が大事なのだとわかりました。乾燥肌の私には特にしっとりと仕上がるこちらのアイテムが合い、とても幸せな気持ちになれたので、今後もさまざまなジャンルで「自分に合うモノ」を基準に選んでいきたいと思いました。
(試した人:薮田朋子、編集:安次富陽子)